ご存知ですか?和室の正しいお掃除。畳や障子、ふすまのお手入れ方法

【おそうじマスターズコラム】ご存知ですか?和室の正しいお掃除。畳や障子、ふすまのお手入れ方法

ご存知ですか?和室の正しいお掃除。畳や障子、ふすまのお手入れ方法

家族団らんや来客時、子どもの遊び場として、昔から重宝されている和室。
そんな和室を洋室と同じようにお掃除していませんか?
和室に合ったお掃除を行わないと、畳の痛み・カビの原因になることも。
今回は和室の正しいお掃除方法をご紹介します。

 

ご存知ですか?和室の正しいお掃除。畳や障子、ふすまのお手入れ方法


和室のお掃除の基本と必要な道具

和室のお掃除は「ホコリを除去する」が基本です。
ホコリを放置しておくと、カビやダニの繁殖、黄ばみ、黒ずみの原因になります。
定期的にお掃除をするだけで、キレイで清潔な和室を保つことができます。

【用意するお掃除道具】
・掃除機
・はたき(はけ)
・から拭き用の柔らかい布
・消しゴム
・使用済みの歯ブラシ

 


 

畳の正しいお掃除方法

和室の“顔”ともいえる畳のお掃除は、掃除機と柔らかい布でのから拭きでホコリを取っていくのが基本です。

掃除機をかける場合は、畳の目に沿う形で。目に逆らって掃除機をかけるとイ草がほぐれ、畳を傷めてしまいます。
縦横無尽に動き回るお掃除ロボットの使用は注意が必要です。キャスター型、スティック型の掃除機が無い場合は、ホウキでホコリを取り除きましょう。

畳に使用されているイ草は湿気を吸いやすく、過剰な水分を与えてしまうとカビの発生につながるので、掃除機の仕上げはから拭きを中心に。
ジュースをこぼしたり、シミが気になるときは、濡れたタオルなどで拭き取った後はから拭きしてできるだけ水分を取り除き、できるだけ風通しをよくして乾燥させましょう。

畳はフローリングの床とは違い、食べこぼしなどの細かいゴミが隙間に入り込みやすいので、お掃除を怠っているとダニの温床になりがちです。ダニを繁殖させないためにも、定期的なお掃除を心がけましょう。

 


 

黄ばみ、黒ずみを防ぐ、障子・ふすまのお掃除方法

障子の表面や桟(さん)部分、ふすまの表面に付着したホコリを放置しておくと、黄ばみ・黒ずみの原因になります。
障子・ふすまの素材は和紙と白木です。
水を使うと素材を傷めてしまうので、はたきやはけを使って高い場所からホコリを取り除きましょう。
特に障子の桟部分はホコリのたまり場となっているので、入念なお掃除が必須です。

頻繫に人の手に触れる、ふすまの取っ手(引き手)も見逃し厳禁!
ふすまを開け閉めする際に目がいきやすく、特に手垢汚れが多い箇所です。
消しゴムで優しく手垢部分を擦れば、簡単に落とせますよ。

障子やふすまは消耗品の和紙で出来ているので、定期的にお掃除をしても年々汚れが目立つようになります。
障子は3年、ふすまは5年が寿命と言われています。和室をキレイに保つためにも定期的な張り替えを行いましょう。

 


 

閉めづらい理由はホコリのせい!敷居のお掃除方法

和室で特にホコリが溜まりやすいのが、敷居部分です。
障子・ふすまを開閉する度にホコリが舞い上がり、敷居の溝にホコリが蓄積されていきます。
結果、ふすまが開けづらい・閉めづらい状況に。そうなる前に、敷居も入念にお掃除しましょう。
掃除機だけでは取り除けない溝のホコリは、使用済みの歯ブラシで優しく取り除きます。
お掃除した後も明け閉めに違和感がある場合は、敷居の滑りを改善する市販の敷居用テープやロウもオススメです。

 


 

まとめ

畳や和紙など、デリケートな素材が多い和室は、洋室のお掃除とちょっとコツが変わります。
大切なのは、「ホコリを取り除く」、「水を使わない」の2点。
今回の記事でご紹介したポイントを、ぜひいつもキレイな和室のお掃除にお役立てください!