お風呂場の鏡、汚れを落とすには?
お風呂場で髪や身体を洗うときは、いつも鏡と向かい合うことになります。毎日のことなので、その鏡の汚れにはなかなか注意が向きません。
そのため、気がついた時には簡単には落とせないほど頑固な汚れに育っている場合もあるのが、お風呂場の鏡にみられる汚れの特徴です。どのように落とせばよいのでしょう?
■鏡がすぐに曇る…シャワーで流せば解決?
新品の鏡なら、多少曇ってもサッとシャワーで流せばすぐにキレイになります。しかし使い込んでいるうちにすぐ曇るようになり、シャワーで流しても曇りがとれなくなってきた…そんな経験はあるでしょう。
この時の鏡の表面には、私たちに身体から出た皮脂が張り付いているのです。この汚れはそんなにしつこくはないので、泡立てたボディソープなどで擦れば簡単に落ちてくれます。
それでも取れない場合には、裏ワザ的ですが「歯磨き粉」で磨くと曇りにくい鏡になります。ヒトの脂なので、専用の油膜取りでは逆に効果を発揮できないこともあります。
■しつこい水垢に要注意
鏡に付く汚れは脂だけではありません。さまざまな汚れを洗い流している「水」が蒸発し、中に溶け込んでいたカルシウムなどが張り付くことでしつこい汚れとなってしまう「水垢」には特に要注意です。
掃除用の洗剤を使わなければなかなか落ちません。それどころか、この汚れは毎日成長していく性質があります。最終的には研磨剤などでこそぎ落とさなければ取れなくなるほどの頑固な汚れとなります。
早い段階での水垢ならば、家庭にあるもので落とすことができます。カルシウムは酸によく溶けるため、お酢などを利用することで除去することができます。ただし、金属製品を腐食させてしまう性質もあるため、注意しましょう。
それでも取れないほどのしつこい汚れに育ってしまった場合は、歯磨き粉を塗り、乾いた布で擦ってみましょう。歯磨き粉は上質な研磨剤なので、水垢を落とせるかもしれません。
■取れなくなった水垢は専門家におまかせ!
さらに育った水垢は、専門の掃除用具や洗剤などを使わなければ取ることができません。そのような道具はなかなか手に入らず、仮にあったとしても用途が限定されるため、使い切れないことも多いのです。
お風呂での汚れといえば、カビも厄介モノです。このような対処が難しい汚れには、専用の道具に加えて知識や経験が必要なので、ぜひプロへの依頼をおすすめします。お掃除マスターでもお風呂場の汚れは得意分野なので、ぜひご相談ください。