加湿器の上手な使い方
新型コロナウイルスや
インフルエンザウイルス、
風邪症候群の原因となるウイルス、など、
特に呼吸器症状を引き起こすウイルスは、
乾燥と低温に強く、
湿潤と高温に弱い傾向にあるそうです。
そのため、日本では気温が低下し、
乾燥する冬に流行しやすくなるのです。
逆に言えば、
暖房と加湿器などを使って
室内の気温と湿度を上げることが、
冬季に有効なウイルス対策の一つになります。
冬の快適な湿度を保つために、
今や家庭の必需品となってきているのが
「加湿器」です。
加湿器を使って部屋全体の加湿を行う場合、
置く場所や使い方にはいくつかのポイントがあるといいます。
●加湿器は部屋の中央に置き、窓やドアの近くは避ける
水蒸気を部屋全体に拡散するためには、
部屋の中央に置くことが大切です。
窓のそばに置くと、
せっかく加湿してもすぐに窓辺で冷やされ、
窓に結露ができるだけという結果に。
また、出入り口のドアの近くでは
水蒸気が出て行ってしまいます。
●加湿器は水蒸気の吹き出し口が床上30cm以上になるように置く
暖かい空気は上へ、
冷たい空気は下へ流れる性質があるため、
床の冷たい空気の中に水蒸気を吹き出すと、
床に結露ができるだけで部屋全体が
加湿されにくくなります。
●加湿器は換気扇の真下に置くのはNG、
エアコンの吸入口近くはOK
換気扇の真下に置くと、
せっかくの水蒸気が外に出ていってしまいます。
ただし、エアコンの吸入口の近くは
エアコンが水蒸気を吸い込み、
部屋全体に拡散してくれるので効果的です。
●夜眠るときは加湿器を消す
就寝時は加湿器を消しておくのが基本です。
暖房を消して眠る場合、
部屋の温度が下がるにつれて、
部屋の空気の飽和水蒸気量
(空気中に含むことができる最大の水蒸気量)も減り、
結果的に湿度が高くなりすぎたり
結露ができたりしてしまい、
カビやダニも発生しやすくなります。
●加湿器のタンクの水は毎日取り替える
水を入れっぱなしにしておくと
タンク内で細菌やカビが繁殖して、
それらが含まれた水蒸気を部屋に
拡散することになってしまいます。
このようなポイントを守ることで、
部屋を上手に加湿することができるそうです。
上手な換気と加湿の方法、
そしてウイルス対策の基本を守り、
この冬を乗り切っていきましょう。
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