室外機のケア
「エアコン」は、
外気温43℃で1時間の連続運転が可能という
JIS基準がありますが、
それ以上の温度は規定がないらしい。
今年の最高記録は、
8月17日に静岡県浜松市で観測された41.1℃で、
日当たりや周囲の条件などによっては、
さらに気温が高くなる場合もあります。
「室外機」のある場所が43℃を超えると、
基板などが熱で故障しないよう安全装置が働いて
運転を止める場合があるといいます。
肝心なのは「室外機」が吸込む空気の温度を
上げないこと。
“危険な暑さ”はまだしばらく続くようなので、
エアコンが不意に止まったり、
冷房がよく効かなかったりしないためにも
「室外機」のケアは大事です。
「室外機」の周りに十分なスペースがないと、
吹き出す温風がこもって周囲の温度が上昇し、
吸い込む温度も上がってしまいます。
空気がスムーズに流れるよう、
スペースを空けることが大切。
エアコンメーカーは
室外機のファンに向かって右は少なくとも35cm、
左は10cm、背面は10cm、全面は20cm、
そして上面は解放することを勧めています。
室外機の上に植木などを置くと
振動で異常音発生の原因になったり、
金属の物を置くと錆びの原因になる可能性があります。
室外機に直射日光を当てないよう、
葦簀を立てかけたりして日陰を作りましょう。
遮熱フィルムも効果的。
エアコンの室外機周りの風通しを良くし、
日よけをつけて直射日光が当たらないようにすることで
省エネ効果が期待できます。
家電製品への負荷を減らし、
長く良いコンディションで動いてもらうためにも、
エアコンの室外機の日よけに目を向けて、
室外機から省エネ、節約を考えてみましょう。