換気扇と空気清浄機の違い
換気扇も空気清浄機も、
室内の空気をきれいに保つために役立つ機器ですが、
違う点もあります。
「換気扇」は、
人間の呼吸で発生する二酸化炭素を
屋外の酸素と交換する働きをします。
建物においては、
屋外から新鮮な空気を取り入れて、
室内の汚れた空気を出すという
内外の空気の入れ換えを行います。
一方、「空気清浄機」は
室内の空気を機械に取り込んで、
フィルターなどで濾過して室内に戻しています。
空気清浄機の集塵方式には、
フィルターでチリやホコリを取る方式や、
チリやホコリに静電気を帯電させて
電気的に集塵する方式、
それらの組合せなどの方式があります。
付加機能としては、
活性炭などの吸着材を
脱臭フィルターとして使って
臭い成分をとるものや、
触媒を使って臭い成分を分解するものもあります。
換気扇にも換気による空気清浄機能がありますが、
これは新鮮空気によって
汚染空気の度合いを薄めるという働きによるものです。
空気清浄機は
機器内に汚れた空気を取り込んで
清浄化するという働きをします。
このような、
換気扇と空気清浄機の性質を生かして
両方をうまく使いこなして下さい。
なお、換気扇も空気清浄機もその機能を保つため
定期的な清掃をおすすめします。
ご自身ではちょっと面倒と思われる場合は、
プロの力を借りましょう。