すっかりおなじみになったエコ掃除。

 

この掃除にかかせないのが、

重曹とクエン酸。

 

その特徴は、汚れを「中和」して

環境に負荷をかけずに

汚れを落とすところにあります。

 

近頃は、

このふたつの他にも

新しいエコ洗剤が登場し、

人気を集めています。

 

今回は

それぞれの性質や汚れ落としの方法に

ついてご紹介します。

 

 

まずは、重曹。

 

さらさらした白い顆粒。

 

別名を炭酸水素ナトリウム

ホットケーキなどのふくらし粉として

料理に使われるほか、

デンタルケアにも使われています。

 

弱アルカリ性で、

油脂や手あかなどの酸性の汚れを落とします。

 

プラスチックや布、ガラス、樹脂にも

幅広く使えますが、

やわらかい漆器などキズがつきやすいもの、

アルカリ性で腐食するアルミや銅、

白木、畳など変色するものには使えません。

 

高温、湿気に弱いので

風通しの良い冷暗所で保管しましょう。

 

 

 

基本の使い方

 

 

・ペースト状にして研磨作用で落とす

細かな粒子が頑固な汚れを削り取ります。

水に湿らせると粒の角が丸くなるので、

表面をキズ付けにくいのも利点。

 

 

・空気に触れさせ、除湿＆消臭

魚を焼いた後の匂いや靴箱のニオイなど、

酸性のニオイを中和分解し、消臭します。

吸湿性に優れ、カビ予防にも。

 

 

・そのまま振りかけてチリ、ホコリを吸着

湿気を吸ってチリやホコリを寄せ付ける

作用があります。

丸洗いできないカーペットや

ソファの手入れに便利。

 

 

・クエン酸水を加えて発泡パワーで落とす

クエン酸水を加えると、

炭酸ガスが発生。

皮脂や石鹸カスなど、

酸性とアルカリ性が混じった汚れに

効果があります。