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室外機の役割

エアコンは、

冷房時にはひんやりした風を送ってくれます。

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この部分だけを見ると、

機器内で冷風が作り出されているような

イメージを抱いてしまいがちです。

 

しかし、実際にはその逆で、

部屋の中の熱を取り除く事で室温を下げています。

 

その熱を減らす役目を担っているのが、

室外機です。

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室外機には、

熱交換器と呼ばれる金属部品が

多数組み込まれています。

 

室外機を背面から見ると

その存在が確認できますが、

この場所はファンによる風の通り道となっているため、

汚れが付着しやすい箇所となっています。

 

熱交換器は、

冷媒をファンで冷やして部屋を涼しく保つために

不可欠なものです。

 

土埃などの汚れで室外機の動作が悪くなっていると、

排熱がスムーズにいかずに、

無駄な電気を消費してしまいます。

 

室外機の掃除は、

エアコンを長く経済的に使うために

とても大切なことなのです。

 

ご家庭でできる簡単なお手入れは

以下のとおり。

 

掃除を始める前にはまず、

取扱説明書に目を通しておきましょう。

機種やメーカーによって

取り扱い時の注意点が異なります。

 

お掃除でうっかり室外機を壊してしまっては

本末転倒。

 

説明書を読んで注意点を確認して、

安全に作業にとりかかりましょう。

 

次に必ずやってほしいのが

コンセントを抜いてエアコンの電源を落とす」こと。

 

すこし面倒に思うかもしれませんが、

これを忘れると誤作動で室外機が運転して

大きなケガを引き起こす危険があります。

 

コンセントの抜き忘れには要注意です。

 

コンセントを抜いたら5分ほど時間を置いて

動作が完全に停止するのを待ってから

掃除を始めてください。

 

 

まずは外側の汚れを

ほうきでササっと落としていきます。

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隙間に挟まった枯れ葉やクモの巣などを

ほうきで払い落してください。

 

とくに、プロペラをカバーしている

正面の網状の吹き出しグリルは

汚れが溜まりやすい場所です。

 

使い古した歯ブラシなどで汚れをかき出し、

掃除機で吸い取るときれいに落とせます。

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また、外側の泥や砂汚れが気になる場合は、

濡れ雑巾で軽く拭き取ってください。

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外側は水に強いので、

上から水をかけて汚れを洗い流しても

問題ありません。

 

 

次に、室外機の裏側や側面にある

薄い金属板の部分の掃除です。

 

ここは熱の交換を行うフィンと呼ばれる部分で、

隙間に詰まった汚れを落とすことで

動作効率が上がります。

 

アルミ製で、

指で少し強い力を加えるだけでも

曲がってしまうため注意が必要です。

 

掃除をする時は優しく丁寧に

歯ブラシなどで汚れをかき出します。

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最後に、室外機の周辺も片付けておきます。

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周りに鉢植えなどを置いてあると

空気の流れを邪魔し、

汚れが詰まった時と同じく

無駄な電気を消費してしまいます。

 

室外機から半径20cmの範囲は

物を置かないようにすれば

電気料金の節約になります。

 

 

効率よく、長く使い続けられるように

定期的なメンテナンスを。