くもり止め加工された鏡のお手入れ
今日のご相談は、くもり止め加工された鏡の
お手入れについて。
くもり止め加工は、
ミラー表面全体に吸水性のある樹脂膜を
コーティングしたものです。
そのコーティングが
浴室や洗面室の湿気(水蒸気)を吸水し、
ミラー表面に水膜を作ることで
鏡がくもらないしくみです。
毎日のお手入れは
鏡表面を柔らかい布で水拭きした後、
乾いた柔らかい布で水分を拭き取ってください
週に1回
柔らかい布に
薄めた台所用中性洗剤(無色)を含ませて
固くしぼり、
鏡表面の汚れを拭き取った後、
柔らかい布で水分を拭き取ってください。
着色した場合
完全に着色すると取れなくなりますが、
以下の方法で取れる場合があります。
コットンに
台所用中性洗剤(無色)を染みこませたものを
1~2時間貼り付けたあと、
水を含ませた柔らかいタオル等で拭くことで、
薄めることができます。
水拭き後は乾いた柔らかい布で水分を拭き取ってください。
※毛染液・化粧品、液体うがい薬などが付くと、
表面が変色(着色)し、
取れなくなるのでつけないようにしてください。
歯磨き粉がついた場合
歯磨き粉には研磨剤が入っています。
強く擦ると、くもり止めコートを剥がしてしまいます。
水を含ませた柔らかい布で
軽く拭き取った後、
乾いた柔らかい布で水分を優しく拭き取ってください。
乾いたやわらかい布を常備しておき、
飛び散った水しぶきをふき取ることを
習慣にしましょう。
鏡は、いつも気持ちよく
使えるようにしておきたいですね。
常日頃、こまめにお手入れしましょう。
※研磨剤入りの洗剤や、
ナイロンたわし・メラミンスポンジ
硬い布や汚れた布などは使わないでください。
※指先で強く1か所だけを擦らないでください。
樹脂膜が傷ついたり、はがれるおそれがあります。
※鏡にこびり付いた水垢や石鹸カスを
TRUSCOの耐水ペーパー#1200で落としたツワモノもいますが、
キズをつける恐れがありますので、
行うときは鏡の交換も覚悟の上で行ってくださいね。