Shitsugaiki Sinsui

エアコン 台風対策

各地で記録的な大雨をもたらせている台風10号。

これから秋にかけ、台風が増えるシーズンとなります。

この時期は、エアコントラブルにも注意が必要です。

 

 

屋外に設置しているエアコンの室外機は、

強風に弱く、風速30mを越えてくると風の影響で故障してしまうことがあります。

 

室外機に付いているファンは強風にあおられると、

風による衝撃からモーターが逆回転し、故障の原因となってしまいます。

 

室外機は風速30mを超えると転倒する可能性が高くなります。

 

また、外から飛ばされてきたものに当たって室外機が破損してしまうことも。

 

室外機の転倒を防ぐためには、

設置する土台をコンクリート製などの重たいものにする、

防振マットや転倒予防金具を使うといったものが挙げられています。

 

新規にエアコンを取り付ける場合、

業者と相談して風の影響を受けにくい場所に置くことも大切です。

 

もし室外機が強風によって倒れてしまったり、

破損してしまったりした場合には、自分で対応しないようにしましょう。

 

室外機が倒れていると冷媒配管が壊れていて、

冷媒ガスが流出してしまっている可能性があり、

万が一冷媒ガスに素肌が触れてしまうと怪我につながる危険性があります。

 

室外機のトラブルについてはエアコン修理の専門業者に依頼するようにしましょう。

 

 

また屋外で強風が吹いているときに発生しやすいのが、

エアコンの「ポコポコ」や「ポンポン」という音。

 

これはドレンホースから外気が流入することで発生する音で、

故障ではありません。

 

特に、気密性の高い室内で換気設備を回しているときなどに

起こりやすい傾向にあります。

 

お部屋の窓や換気口を開けると

解消される場合がありますのでお試しください。

 

上記以外にもエアコンのポコポコ音は

ドレンホースの詰まりが原因であるケースもあります。

 

ドレンホースが詰まって行き場をなくした水が、

エアコンの中でポコポコと音を立てているのです。

 

そんな場合には、

ホースにバルブを装着することで解決させることができます。

 

外気の侵入を防ぎ、台風などの強風でも空気の逆流を止めてくれます。

 

 

このように台風によって、

エアコンはさまざまなトラブルに見舞われる可能性があります。

 

暑さの気になる時期ですので、熱中症対策もとりつつ、

台風の接近時には、エアコンの使用をできるだけ避け、

扇風機などで暑さを凌ぐことで

エアコンのトラブルを未然に防ぐことができます。