ガスエアコンのお手入れ
本日のご相談は、ガスエアコンの床置き型。
エアコンといえば、
電気代がかかるイメージが強いですが、
ガスを利用したエアコンもあります。
ガスエアコンは、
お湯を沸かして室内を温めることができるので
効率が良く、
電気代の削減にもなるエコな機器です。
かつては大手のメーカーからも
いろいろな機種が販売されていましたが、
家庭用に導入するには初期費用が
高額すぎるなどの理由から、
市場が広がることはなかったようです。
電気式のエアコンの性能が上がったことも、
ガスエアコンが衰退していった
要因のひとつといえるでしょう。
現在では家庭用のガスエアコンの
製造・販売は終了しており、
故障時には部品を取り寄せることもできないため、
修理することも難しくなっています。
そのため、クリーニングする業者は、
弊社も含めほとんどいない状況です。
東京ガスか販売店に相談されるのが良いかと
思います。
お客様ご自身でできる日頃のお手入れは、
以下の通り。
シーズンの初め、
および1週間に1回以上は次の手順で清掃しましょう。
暖房時、機器が過熱しそうなときや、
冷房・送風・ドライ運転を100時間行うと、
フィルターランプが点灯します。
フィルターランプは
お掃除の必要最低限をお知らせするものです。
フィルターランプの点灯を待たずに掃除しましょう。
エアフィルターにホコリがたまり、
空気の通りが悪くなると、
冷・暖房効果が悪くなるばかりか、
そのまま使用すると異常過熱の原因となって、
運転が自動的に停止することがあります。
エアーフィルターは、
空気吸い込みグリルの内側に
かざりねじで固定されています。
エアーフィルターを取り出し、
ホコリだまりや汚れがあるときは、
掃除機で吸い取ります。
※エアーフィルターの水洗いは
サビることがあるので厳禁です。
汚れを落としたエアーフィルターを元に戻し、
フィルターリセットボタンを押します。
長期間使用しない場合は、
ガスの元栓を閉め、
室内ユニットを十分に冷やしてから
電源プラグを抜きます。
ユニットの外側や、エアーフィルター、
上下の吹き出し口を掃除し、
ユニットにゴミやホコリが入らないよう、
カバー等をかけて次のシーズンに備えましょう。