タイル目地の補修
今日のご相談は、タイル目地の補修について。
「目地(めじ)」とは
コンクリートブロックやタイルを並べた際にできる、
すき間や継ぎ目のことを指します。
そして「目地材(めじざい)」は、
目地を埋めるものです。
目地材には緩衝材の役割や、
見た目をキレイにする役割があります。
貼り付けたタイルの目地には、
「タイル目地材」を使用しましょう。
目地材は肌荒れする場合があるため、
ゴム手袋を着用しましょう。
また屋内で使用する場合はマスクを着用して、
換気しながら作業を行ってください。
目地材は水と混ぜるタイプが使いやすく、
初心者にもおすすめです。
水と目地材を混ぜる際は、
分量をきちんと計量します。
水と目地材を混ぜるときは、
少しずつ水を加えるのがポイントです。
練り込みで仕上がりに差が出るため、
水と目地材はしっかりと練りましょう。
目地材の塗り方と手順
事前に目地材を塗らない場所は、
マスキングテープ(躯体用)を利用して保護します。
目地材を塗る際は、ヘラを使用します。
少量ずつヘラに目地材を取り、
しっかりと塗り込んでください。
タイルの上に目地材を塗ってしまっても、
あとで拭き取るので大丈夫です。
また一度塗っただけでは、
奥までしっかりと目地材は埋まりません。
重ね塗りが必要です。
重ね塗りをして目地が埋まってきたら、
指で目地材を押し込みます。
目地材を塗る工程は、丁寧に行いましょう。
仕上げ手順
水で濡らしたタオルやスポンジで、
タイルに付いた目地材を拭き取りましょう。
目地部分まで拭き取らないように、
仕上げ作業は優しく行ってください。
仕上げの作業は、目地材が少し硬化してから行います。
目地材がまったく硬化していないと、
拭き取る際に目地材が取れやすいです。
また目地材が完全に硬化してしまうと、
タオルやスポンジでは拭き取れません。
必ず目地材が少し乾いたタイミングで、
仕上げを行いましょう。
タイル張りのお風呂は長く使っていると、
ひび割れや欠けなどの劣化が見られてきます。
早めに補修しておけば
劣化の進行を食い止めることができます。
お風呂の下地や床下の基礎を守るためにも、
早期発見・早期補修をしておきましょう!