トイレ トラップ(水たまり)の茶色い汚れ
便器の水が溜まっている部分は
「水たまり」「トラップ」と呼ばれますが、
ここに茶色っぽい汚れが
溜まってくることがあります。
水溜り部分が茶色になるのはなぜでしょうか。
便器水溜りのまわりの茶色い汚れは
①尿石 か ②ホコリ+サビの合体汚れ、
のどちらかです。
①尿石の落とし方
便器の縁の裏側(水が流れはじめる箇所)は、
ブラシなどでこすっても
ビクともしない場合が多いです。
まずトイレットペーパーで水分をふき取り、
軍手や使い古しの靴下などにトイレ洗剤をつけ、
こすりましょう。
しかしこの方法で落とせない汚れは、
「カチコチに固まった尿石」です。
この尿石を取るには、
洗剤をつけたティッシュペーパーで湿布し、
しばらく放置してからサッシブラシなど、
毛先の長いブラシでこすりましょう。
もっとカチコチに固まっている尿石は・・・
あらかじめ
尿石をある程度こそいでから湿布します。
こそぐには、
割り箸やマイナスドライバーなどを使用しますが、
便器に傷がつかないよう注意が必要です。
ポロポロと茶色い尿石がこそげてきたら、
再度繰り返し、
もうこれ以上こそげないくらいまでになってから、
上記の湿布方法でお掃除してみましょう。
水位線付近の頑固な汚れには、
最後の手段として
1200~2000番の耐水ペーパーで
こすってください。
耐水ペーパーといえども、
まったく傷がつかないことはありませんので、
注意しながら作業しましょう。
茶色い汚れが、②のケース、
つまり鉄分などのサビが原因であれば、
お湯と過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を使うと
スッキリ落とすことができます。
汚れの落とし方
1.60℃くらいの湯を洗面器2杯程度便器に流し込む
2.過炭酸ナトリウムを大さじ1程度振り入れる
3.1時間ほど放置する
4.汚れが残る場合は、再度同じ手順を繰り返す