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仏壇の掃除

今年の春の彼岸の入りは3月17日。

 

「彼岸」は

サンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、

煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、

「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で

「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ

到達することが出来るというものです。

 

太陽が真東から上がって、真西に沈み

昼と夜の長さが同じになる春分の日と

秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、

この期間に仏様の供養をする事で

極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたのです。

 

 

お彼岸を迎えるには次のような準備をします 。

●お仏壇、仏具の掃除

●お墓の掃除

●供花やお供え

 

 

今日は仏壇の掃除について。

 

仏壇は湿気に弱いので、

なるべく晴れていて湿度の低い日に行うのが望ましいです。

 

掃除を始める前にデジカメやスマートフォンで

現状配置の写真を撮影しておきましょう。

 

仏壇掃除をした後は、

仏具を元の位置に戻しますが、

元の配置をはっきり思い出せず

困ってしまうことも。

 

普段目にしているものでも、

正確な配置はなかなか思い出せないものです。

 

 

まず、仏壇の中のお道具を全てテーブル等に出します。

 

その上で毛はたきでほこりを払います。

 

汚れが落ちにくいときは、

クロスで乾拭きしてください。

 

それでも落ちにくいときはクロスを水で固く絞り拭き上げ、

その後乾いたクロスで拭き上げれば良いでしょう。

 

木も金属も湿気を嫌うので、

しつこい汚れでも最後に乾いたクロスで拭くのがポイントです。

 

金仏壇は取り扱いに注意しなければなりません。

 

むやみに素手で触ると

金箔が剥げてしまったり

指紋が付いてしまったりすることがあります。

 

また濡らさないよう注が必要です。

 

水を使っていなくても、

汗や皮脂が付いてしまわないように

気を配りながら掃除します。

 

金箔が塗られている箇所を避けながら

慎重にホコリを落としましょう。

 

ご自身では難しいと感じたら、専門の業者に依頼しましょう。

 

 

掃除をした後は、写真を見て配置を確認しながら元に戻します。

 

そのあとはぼた餅で一服笑