側溝のお掃除
家の前にある側溝。
気にはなるけれど、掃除はしたことがない、
という方も多いのでは?
側溝の掃除を怠ると、悪臭の原因になる、害虫が発生する、
台風や大雨で道路が冠水しやすくなるなどの
トラブルが発生する可能性が高くなります。
私道に面している側溝の場合、
その道路の所有者が掃除の義務を負います。
トラブルを未然に防ぐためにも定期的にお掃除しましょう。
お掃除の手順は下記のとおり。
手順①:蓋の裏や溝などの汚れを取る
軍手をはめ、長くつをを履きます。安全靴があればベスト。
側溝蓋上げ機※を使用し、
ゆっくりと蓋を外しましょう。
足でつまずかないように、外した蓋は端に避けておきます。
大きく固まった汚泥は大型角スコップ、
溝など狭いところはスクレーパーを使用すると汚れが取りやすいでしょう。
側溝蓋上げ機※かるがるくん
手順②:側溝の中のゴミや汚泥などをすくう
軍手をゴム製手袋に変えたら、
ジョレン※で汚泥の中から
プラスチックゴミなどの固形物を取ります。
残った汚泥は大型角スコップですくいましょう。
水分を含んだ汚泥は重さがあるため、
すくう時は腰などに負担がかからないように注意してください。
膝を軽く曲げながらすくうとよいでしょう。
ジョレン※ 先がざる状のスキのようなもの
手順③:汚泥やゴミを乾燥させ、土嚢(どのう)袋に入れる
すくった汚泥やゴミを穴をあけた箱やプランターなどに入れ、
水気をとります。
平らに伸ばすようにしておくと、
日光や風に当たって水分が蒸発しやすくなります。
手順④:蓋を元通りに戻す
指を挟まないように注意し、ゆっくりと蓋を閉めます。
側溝掃除後はゴミが入らないように金網やネットを張っておくとよいでしょう。
手順⑤:汚泥の処理をする
乾いた汚泥は、地域のルールに従って分別し、処分します。
側溝掃除は、一般的には半年から2年に1回程度行うのが
望ましいとされています。
台風や豪雨のあとには土砂や枯れ葉、ゴミが多く流れ着き、
一気に側溝が汚れることもあります。
頻度にこだわらず
汚れの蓄積が目立つようになったらお掃除することをおすすめします。