壁紙・クロスの結露、カビに対する悩み
自社サイトに掲載していないのですが
マッチングサイト「くらしのマーケット」経由でお問い合わせが多いのが
「クロスクリーニング(壁紙の洗浄)」です。
https://curama.jp/wallpaper-cleaning/SER699598934/
クロスを洗浄する液剤や道具は年々進化していますが
「完全除去」「真っ白に復活」「満足度保障」
という意味では難しい部分があるため
単独のメニューとしてアピールしずらい部分があります。
出てしまったカビや汚れに対する「対処」としては
おそうじマスターズのクロス洗浄・クロスクリーニングはご満足いただけれるレベルに達していると思います。
しかし、
クロス洗浄してから半年後、1年後を考えると
根本的な解決にならないケースもあります。
例えば、
給気、排気などの24時間換気するシステムを導入してあり
実際に稼働しているお宅であれば良いのですが
私たちが数多くのお宅にを確認する限り
給気口、排気口は、外からの砂ぼこりや虫などの侵入があるため
閉じているケースがほとんどです。
さらに、
ロスナイなどのハイスペックな24時間換気設備や換気システムを導入していても
エレメント部分など含めてメンテナンスを全くしていないケースが多く
カビやホコリを、さらにまき散らしている状態が多いです。
まずは、出入り口となる 給気口、排気口を分解清掃することをお勧めしております。
(賃貸や中古マンションの入退去で、この部分をきっちり分解清掃してあるケースは少ないので、オプションにしててでもオーダーすることをおすすめします)
あと
建物自体に問題があるケースも多いです!
建築基準法の改正で「機械換気設備の設置」が義務化されたのは2003年。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000043.html
(国土交通省)建築基準法に基づくシックハウス対策について シックハウス対策に係る法令等 のリンク先に詳細あり
こちらの法律で、今回のお題に関係している話はこちら
↓
★換気設備設置の義務付け
原則として、機械換気設備の設置が義務付けられます。
住宅の居室には、換気回数0.5回/h以上の機械換気設備(ロスナイなどの24時間換気システム)の設置が必要。
居室の種類 | 換気回数 |
住宅等の居室 | 0.5回/h以上 |
上記以外の居室 | 0.3回/h以上 |
居室とは、居間、寝室、子供室、台所、書斎など居住、執務、作業等に継続的に使用する室ですが、居室でない廊下、トイレ、浴室についても、居室の換気のための換気経路となっている場合は、居室として扱われます。この場合、その合計の床面積に天井高をかけた容積に応じた換気量を持つ換気設備を設置する必要があります。
また、以下のような居室の場合は、特例として換気設備は不要です。
- 常時外気に開放された開口部と隙間の換気上有効な面積の合計が床面積1m2 あたり15 cm2 以上ある居室。
- 真壁造(壁に合板を用いていないこと)の建築物の居室で天井及び床に合板等を用いていない居室または開口部の建具に木製枠を用いた居室
以上の記載の通り
2003年以降の建物は、ある程度のカビやほこりに対する対策がされていますが
2003年以前の建物は
遮音、遮熱効果の高い、高機能な住宅ほど
結露やカビがすごいケースが多いです。
(私が以前住んでいURの団地も冬は窓周りがビッショビショでした)
さらに、最近は「加湿器」をフル稼働させているケースや、花粉を避けるために「室内干し」が主流となっていることも
室内に結露を増やす理由になっているのではないかと感じています。
このような建物の場合、
換気システムを導入したり、建物を工事するなどの可能性が低いので
各自で対策が必要となります。
対処としては クロス洗浄からの防カビ施工
解決としては クロスをはがして、防カビ施工してから、新規クロス張替え工事+換気システムの導入
以上の通りになるかと思います。
気になっている方で
横浜・川崎周辺の方は おそうじマスターズまでお気軽にご相談くださいませ。