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夏場の換気

世界で流行する新型コロナウイルスは

99%以上がオミクロン株となりました。

 

オミクロン株は感染拡⼤のスピードが速く、

マスクを着用していても、

換気の悪い場所でのエアロゾルによる感染が確認されています。

 

これを防ぐためには効果的な換気が重要です。

 

夏場は室内の温度が外気よりも高くなるため、

エアコンや扇風機を活用して熱中症を予防しながら行いましょう。

 

エアロゾルは、

1回の咳で約700個、1回のくしゃみで約4万個発生し、

空中を浮遊するので、

直接飛沫を浴びなくても、

短距離では吸い込んで感染することがあります。

 

換気が不十分な室内や、混雑した室内に長時間滞在すると、

エアロゾル感染が拡大するリスクが発生します。

 

エアロゾル感染を防ぐには、換気が重要です。

 

ただし、夏場は家電などからの発熱や日射侵入により、

室内の温度が外気よりも高くなるため、

エアコン※や扇風機を活用して熱中症を予防することが必要です。

※一般の家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気を行っていません。

 

可能であれば、室温28℃以下を確保できる範囲で、

防犯に注意しながら、

5センチから15センチを目安に2か所の窓(できれば対角線にある窓)を

常時開放します。

 

常時換気が難しい場合は、30分に1回を目安に、

数分間窓を全開にします。

 

24時間換気システムがない場合は、

浴室やトイレの換気扇を常時運転しましょう。

 

窓を十分に開けられない場合には、

換気不足を補うために、

HEPAフィルタ(高性能エアフィルター)※による

ろ過式の空気清浄機の併用が有効です。

※一般的に使用されているエアフィルターであるHEPAフィルターは、

日本独自の規格であるJIS規格において、

『定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、

かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』(JIS Z 8122)

と定義されています。

HEPAフィルターは一般的にはクリーンルームや空気清浄機に使用されていますが、

家庭用掃除機でもハイエンド機種で採用されています。