大掃除で気をつけるポイント
今年も残すところあと半月となり、
年末に向けてご家庭や事務所等で大掃除をする機会も多いのではないでしょうか。
そんな大掃除の際に活躍する製品として、
シュレッダーや掃除機(掃除機用のバッテリーも含む)脚立・はしごがありますが、
消費者の行動が事故につながってしまったと考えられる事案が発生しています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構
[NITE(ナイト)製品事故に関する情報収集/調査・原因究明等を担う]は、
シュレッダーや掃除機、脚立・はしごを使用する上で
気を付けるポイントについてお知らせしています。
NITEに通知があった製品事故情報では、
2018年度から2022年度の5年間に
シュレッダーや掃除機、脚立・はしごの事故は294件ありました。
掃除機の事故は約8割が火災となっており、
また、脚立・はしごの事故は約9割が人的被害に至っており大きな割合を占めています。
また、事故につながったと考えられる消費者の行動として、
シュレッダーは
「可燃性ガスを含む潤滑スプレー等を使用したため、製品内部に滞留したガスに引火して爆発」、
掃除機は
「欠陥のある非純正バッテリーを使用したため、非純正バッテリーが充電中等に発火」、
脚立・はしごは
「体勢が不安定になる状態で使用したため、バランスを崩して転倒」
等がありました。
事故が発生しないよう各製品の気を付けるポイントを確認し、
製品を正しく使い整理整頓し、新年を気持ちよく迎えましょう。
■シュレッダーの気を付けるポイント
○可燃性ガスを含むスプレーを使用しない、電池類を細断しない。
○投入口に指を近づけない。
○インターロック装置が働くことを確認する。
■掃除機の気を付けるポイント
○非純正バッテリーが抱えるリスクを理解する(充電式タイプの掃除機)。
○充電は製品指定の充電器を使う(充電式タイプの掃除機)。
○電源コードに過度な力が加わらないよう注意する。
■脚立・はしごの気を付けるポイント
○脚立は「天板に乗らない、またがない」
「大きな反動が生じる作業をしない」、
はしごは「補助者に支えてもらう」「乗った状態で作業しない」。
○開き止め具をしっかりロックし、安定した地面に設置する。
○亀裂やねじの緩み等がないか確認する。