床暖房の上のカーペット お手入れ
カーペットは柔らかく、
上に座ったり寝転んだりすると気持ちよく過ごせます。
また、小さなお子さんのいるご家庭の場合、
階下への足音を軽減したり、
転んだときの衝撃を吸収するといったメリットがあります。
そのため、床暖房のフローリングの上にカーペット類を敷くご家庭もあるようです。
床暖房の上にカーペット類を敷くと、
ある温度に設定した場合でも、
カーペット自体が床の放熱を断熱することになるので、
部屋を暖めるためには支障が出てきます。
メーカーでは、
「カーペットを敷くことは
部屋が暖まりにくくなるのであまりお薦めできません。
もし敷くのであれば出来る限り薄い、毛足を含めた厚みが8mm以内のカーペット等にして下さい。」
と案内しています。
どうしてもカーペットを敷きたい場合は、
熱に強い床暖房対応のカーペットの中から
なるべく薄手のものを選ぶか、面積が小さめのものを選ぶとよいでしょう。
今回はそのカーペットのお手入れ方法について。
小さめのカーペットやラグなどで洗濯可能なものは
洗濯機で丸洗いしましょう。
※必ず、商品タグを確認してください。
洗えないものは、まず掃除機がけから。
・掃除機かけの頻度は週に2回以上。
・1㎡あたり20~30秒のスピード(普通のスピードの3分の1くらい)。
・毛足を起こすように、タテ・ヨコ両方向からかける
月に1回は、固くしぼった雑巾でカーペットの表面を拭き掃除します。
拭き掃除の手順
・薄めた中性洗剤に雑巾を浸し、固くしぼってからカーペットの表面を拭く。
・雑巾をよく洗い水に浸し、固くしぼってからおなじ場所を仕上げ拭きする。
部分的な汚れは薄めた台所用洗剤(中性)にタオルなどを浸してしぼり、
拭き取ってください。
中性洗剤を使用した場合、洗剤の成分が残るとかえって汚れやすくなってしまうので、
仕上げの水拭きも忘れずに行いましょう。
その際、下のフローリングに染み込まないよう
固く絞ったぞうきんを使用します。
汚れがひどい場合には専門のクリーニング業者に相談することをおすすめします。