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畳のお手入れ

ライフスタイルの変化にともない畳よりも

フローリングの部屋を好むご家庭が多くなりましたが、

「家の中に和の空間が欲しい」と思っている方も

いまだ少なくないようです。
日本の気候風土に適している畳に

使われる“い草”には

精神を安定させるアロマ効果があり、

癒し効果大です。

 

畳は手入れ次第では

何十年と使える耐久性も持ち合わせています。

長持ちさせる掃除方法はこちら。

雑巾がけ

畳目に沿って拭きます。

基本的に乾拭きです。

どうしても汚れが落ちない時は

固く絞った雑巾で水拭き後、乾拭きします。

掃除機掛け

掃除機は

細かいホコリも取り除くことができるので

おすすめです。

畳の目に沿ってゆっくりと行います。

湿気対策

畳表に使用されている「い草」は

吸湿性が高く、空気中の水分を調整してくれますが、

乾燥する間もなく水分を抱え続けると

カビが発生しやすくなります。

こまめな換気と、

季節によっては除湿機を使用してください。

また、数十センチほど畳を持ち上げて

扇風機の風や外気に当てるのも効果があります。

畳の下に除湿シートを敷くこともおすすめです。

布団で就寝されている方は

毎日上げ下げすることも忘れないでください。

天日干し

春と秋の年2回ほど、

晴天の日に干します。

普段は日の当たらない裏面を

太陽に向けるようにしてください。

畳は向きや位置が変わると、

きれいにはまらないこともありますので、

裏面に目印をつけておくことをお忘れなく。

万一カビが生えてしまったら

軽いカビならエタノールで落とすことができます。

スプレーで直接カビに吹きかけ、乾拭きしてください。

黒カビなら酸素性漂白剤が有効です。

湿っぽいときは

畳は水分を吸収しやすいので、

こまめな換気や天日に当てるなどお試しください。

カビ防止にも効果があります。

タバコの焦げ跡がついたときは

乾いた使い古しの歯ブラシで畳目に沿ってこすると、

焦げ跡が目立たなくなります。

傷んできたら。

畳表が洋服につく、

破れや落ちないシミがあるなどは、

表替えのサインです。

 

畳の上に寝転がる時の肌触りや「い草」の香りに

懐かしさと落ち着きを感じる方も多いのではないでしょうか。

毎日のお手入れで快適畳生活を。