風呂釜の掃除(洗浄)
夏は屋内外の気温差が大きく、
外部環境によるストレスを受けやすい季節です。
食欲不振や倦怠感など
「夏バテ」にもなりやすいこの時期は、
しっかり湯舟に浸かり
心身ともにリラックスすることが大切です。
さらに快適なバスタイムのため、
風呂釜の洗浄をおすすめします。
壁や床などの汚れは目につきやすいため、
定期的に掃除をしても、
風呂釜の掃除はほとんどしていないという方は
多いのでは?
風呂釜の中は、
前に入った人の垢やその他の汚れを
お湯と一緒に吸い込むため、
少しずつ汚れが溜まっていきます。
見た目にはわかりにくいですが、
想像以上に汚れているらしい…。
手間なく簡単な洗浄方法は下記のとおり。
2つ穴(自然循環式)
このタイプの風呂釜は、
内部にドロッとした湯垢が
たまりやすい傾向にあります。
日頃から水抜きをよくしたり、
掃除のたびに穴にホースの水を
勢いよく入れて洗ったりするなど、
湯垢をためない工夫をしましょう。
それでも湯垢が気になり始めたら、
次のようにして掃除をします。
・2つの穴の下の方を、古タオルなどで塞ぐ。
・上の穴から、酸素系漂白剤を50g程度流し入れる。
・上の穴から50~70℃のお湯を、
溢れる直前まで注入する。
・30分~1時間放置する。
・下の穴のタオルを外し、
・上下の穴から
それぞれ水道のホースで勢いよく水を流し、
湯垢が出尽くすまで洗う。
1つ穴(強制循環式)
1つ穴の風呂釜や、
湯止めカバーのはずせないタイプの風呂釜の場合は、
残り湯を利用して洗浄します。
・浴槽に水位が穴より5cmぐらい上になるように
水を溜める。
風呂の残り湯を利用すると節水になる。
・酸素系漂白剤250gを残り湯に入れて、
ざっとかき混ぜる。
このとき粒子が完全に溶けていなくても構わない。
・40℃程度(入浴する温度程度)になるまで
湯を沸かし、
風呂釜の中を湯が循環することを確認する。
・洗浄したい風呂備品
(風呂椅子、洗面器など)があれば、
一緒に湯に浸けておく。
・浴槽に蓋をすると
温度が下がりにくく効率的に洗浄できる。
・3時間程度そのまま放置する。
・3分程追い焚きして
風呂釜の中に湯を循環させてから排水する。
・水道のホースで水を
穴に勢いよく当てて内部を洗う。
浴槽や風呂備品はスポンジで軽く擦り洗いする。
※ヒノキや大理石の浴槽、
24時間風呂にこの洗浄方法は使えません。
月に1回程度行うことで、
清潔な状態を維持できるので
気持ちよく安心して入浴を楽しむことができます。