【おそうじコラム】 カビや雑菌の宝庫!?加湿器、空気清浄機の悪臭対策・お掃除方法
冬場大活躍の家電といえば、加湿器と空気清浄機です。
寒くなって久しぶりにスイッチを押したら、イヤな臭いがしてきた!
これは内側に雑菌が繁殖している証拠。
シーズン頭にやるべき徹底的なお掃除方法と、臭いを復活させないデイリーなお手入れ方法をご紹介します。
■加湿器はフィルターとトレーが雑菌の温床!?重曹・クエン酸を使い分けるつけ置き洗いテクニック
常に水が循環しているタンク内より、長時間水が溜まるトレーやフィルターのほうが雑菌が繁殖しやすい環境になっています。この2つのパーツをキレイに保つだけで、加湿器から出るイヤな臭いは大幅に軽減されます。
取扱説明書にも記載されていることがほとんどですが、もっとも効果的なのはつけ置き洗い。洗剤を使ってもOKですが、成分残りが気になりますので、重曹やクエン酸など口に入れても問題のないものを使うと安心です。
臭いや赤っぽい水垢が見える場合は、重曹を使います。1リットルの水に小さじ1~3杯分を混ぜ、1時間以上つけ置きましょう。汚れが落ちるだけでなく防臭効果もあり、その後のお手入れがぐっと楽になります。
白っぽい石のようなこびりつきが見える場合は、クエン酸にしましょう。1リットルに小さじ1~3杯程度を混ぜ、同じようにつけ置きます。
■日常のお手入れでは、アルコールスプレー+陰干しが効果的
給水の度にトレーとフィルターを外し、アルコールスプレーを吹きかけてから陰干しをするだけで、汚れが発生しにくくなります。
例えば、お出かけ前にタンクの水を捨て、外せる部品をベランダに出してスプレーを吹きかけておく。こんな簡単な手順ですが、効果は絶大です。
この方法は、実はプロのハウスクリーニング業者が編み出した、家庭で行う簡単お掃除法の1つ。カビ臭が復活しにくく、ワンシーズン気持ちよく使い続けることができます。
■空気清浄機もフィルターの重曹つけ置き洗いがポイント
加湿機能の付いていない空気清浄機も、周囲の湿気を吸い内部に水分が溜まることがあります。春~夏にかけてスイッチを入れていないうちにそこから雑菌が繁殖、久しぶりに運転したときのイヤな臭いを起こしてしまいます。
空気清浄機のお掃除は、フィルターを清潔に保つことでほぼ完了します。シーズン頭には重曹を溶かした水でのつけ置き洗いを行いましょう。デイリーのお手入れでは、週に1回程度掃除機でフィルターのホコリを吸い、キレイな状態を保つだけで充分です。
加湿器や空気清浄機は、お手入れできるパーツが少なく内部の汚れが気になります。しかし、洗浄力がいくら強いとは言え、強力な洗剤はできるだけ避けたいもの。重曹・クエン酸など食品としても使われるものを賢く活用しましょう。
安心でキレイな空気で、風邪に負けない冬シーズンをお過ごしください!