お風呂の赤いヌルヌルの正体は?
今日は、
今まさにお風呂の掃除中というお客様から
床に付いた赤いものの落とし方について
ご相談がありました。
赤い=水アカ とヘンな勘違いをしたために
水アカにはクエン酸と
まったく的外れな回答をしてしまいました。
お問い合わせくださったお客様、
大変失礼いたしました。
調べてみると、
浴室の赤いヌルヌルの正体は、
「ロドトルラ」という酵母菌の一種だそう。
これを放っておくと、黒カビとなるらしい。
黒カビになる前の赤いうちに退治しましょう。
用意するものは消毒用エタノール。
赤カビを完全に死滅させるために、
消毒用のエタノールをペーパータオルにしみ込ませ、
赤カビ部分に張り付けます。
10分程置いたらペーパータオルを剝がし、
赤カビが無くなるまで使い古しの歯ブラシ等で擦り、
水を流して終了です。
消毒用のエタノールは傷の消毒に使うので
人体にあまり害はありませんが、
肌が弱い方は炎症を起こす可能性があるので、
手に付いた場合は
なるべく早く洗い流した方が良いでしょう。
ゴム手袋を着用するのもおすすめです。
また、掃除する際は
なるべく天気が良く乾燥している日を選び、
掃除中はもちろん、
掃除後もキチンと窓や浴室の扉を開けて換気をします。
赤カビは油断をするとまた直ぐに出てくるので
普段からの予防が大切です。
入浴後は、
皮脂や石鹸カスなどが浴室中に残っています。
それらを洗い流し、
赤カビを不活性化させるために、
熱めのお湯で浴室中を洗い流しましょう。
その際、シャワーの温度設定は45℃にしてください。
45℃以上になると
赤カビは不活性化するといわれているためです。
また、赤カビは25~30℃くらいの温度が
繁殖に適した温度となっているため、
45℃のシャワーをかけたあとは冷水にして
もう一度浴室全体を流してください。
こうすることによって浴室の温度が下がり、
赤カビが繁殖しづらくなります。
赤カビは高い湿度も好みます。
入浴中以外は換気扇を回しっぱなしにして、
できるだけ浴室の湿度を下げるようにしましょう。
それでも、
赤カビがすぐに発生してしまう、
赤カビ以外にも黒カビや水垢が
たくさん付いていて取れない……という場合は、
汚れやカビ菌の根が
深いところにまで入り込んでしまっているためかもしれません。
こうなってしまうと、
素人の腕ですべてをきれいにするのは大変難しいので、
クリーニングのプロへ依頼することをおすすめします。