エアコンの不具合はまずメーカーへ
今日は、エアコンに不具合があるので、
クリーニングしてほしい、
というご依頼がありました。
メーカーに点検してもらったところ、
クリーニングを勧められたので…という理由で
ご依頼を受けることは多々あります。
下記の場合には
クリーニングすることで
不具合が改善される場合が多いです。
フィルター掃除がされていない
フィルター掃除を怠っていると
エアコンが空気を吸い込めなくなります。
エアコンは空気(暖気)を吸い込んで
エアコン内の熱交換器を通して
吸い込んだ空気を冷たい空気に変えて吐き出します。
フィルターが詰まっていると
室内の暖気を
冷たい空気に換えることができませんので、
エアコンから出てくる風は
必然的に冷えていない空気が出てきます。
したがって、
フィルターを掃除されていないエアコンは、
エアコンクリーニングを依頼いただくことで、
冷房効率が改善されることが多いです。
熱交換器にホコリや汚れが詰まっている
フィルターと同様に
熱交換器にホコリが詰まっていると
効きが悪くなります。
フィルターをまめに掃除しても
フィルターをすり抜けて熱交換器に
ホコリが蓄積してしまう場合があります。
また煙草のヤニやキッチンが近いと油汚れも
熱交換器に溜まります。
こういった場合も
エアコンクリーニングによって改善されます。
シロッコファンに汚れが溜まっている
送風口から覗くと見える筒状のファン。
シロッコファンには羽が幾つもついていますが、
羽と羽の隙間が埋まってしまうくらい
ホコリが詰まってしまっている場合があります。
こうなると、
羽が空気を掴めずに空気を押し出すことが出来なくなり、
風が出てこなくなります。
この場合もエアコンクリーニングによって改善されます。
ただし、下記の場合には、
エアコンクリーニングで不具合を
改善することはできません。
冷媒ガスの減少(ガス抜け)
エアコンは空気を冷やすために
冷媒ガスを使用しています。
この冷媒ガスが減少してくると
熱交換器の冷却がスムーズに行われなくなり、
効きが悪くなり、
水漏れの原因なったりします。
熱センサー・基盤の異常
エアコンのリモコンの温度設定を
最低温度に設定しているのに冷えない
という場合があります。
この原因の一つに
エアコンの温度を感知するセンサーの部品異常か
その温度を感知して冷やし具合を制御する基盤に
異常が起こっている場合があります。
これもエアコン洗浄では改善されない事例です。
今日のご依頼も
クリーニングでは改善できないケースでしたので、
メーカーへの対応をオススメいたしました。
不具合がある場合は、
まずメーカーにお問い合わせくださいますよう
お願いいたします。