ガスコンロ 安全センサーのお手入れ
今日は、
コンロの安全センサーが上下に動かない、
というご相談がありました。
新しいビルトインガスコンロには、
安全装置として「Siセンサー」というものが
バーナー全口に搭載されています。
Siセンサーとは、
鍋底の温度を感知する「温度センサー」と、
立消えを防止する「炎検知センサー」のことです。
これらのセンサーが、
鍋底の異常な温度上昇や、ガス漏れを見張って、
コンロが原因で起こる火災を防止します。
コンロの中央の
出っ張っている棒のようなものが安全センサーです。
温度センサーとか温度サーミスタ、
鍋上げサーミスタとも呼ばれます。
基本的にはグリル以外のバーナーには搭載されていますが、
機種によっては一部に搭載されていないケースもあります。
役割としては温度検知等で、
鍋やフライパンが異常に熱を持ったら
消火するような構造になっており、
鍋がちゃんと置かれていない場合は
点火しないしくみになっています。
最近のガスコンロは吹きこぼしても
内部の基板などに水やお湯が掛からないように、
内部はある程度受け皿やシールドで守られていますが、
この温度センサーに関しては
吹きこぼしなどのダメージを受けやすい作りになっています。
スープなどを吹きこぼした場合に何が起こるかと言うと、
通常なら鍋を乗せた時にスッと下がる温度センサーが
負荷が掛かったような感じになり、
症状が悪化すると
「一度引っ込んだら鍋を取り上げてもそのままの状態(引っ込みっぱなし)」
という症状になります。
このような状態になってしまうと
接触不良などを併発することもあり、
調理中に勝手に火が消えたりすることもありますので、
日頃からお手入れをしましょう。
温度センサーのお手入れ
温度センサーの頭部についた煮汁やゴミは水に浸し、
片手を添え、水を固くしぼった布で頭部と側部の汚れをふき取ります。
立ち消え安全装置点火プラグのお手入れ
汚れがこびりついている場合は、
やわらかい歯ブラシや布などでふき取ってください。
汚れが付着したり、
動きが悪いと温度センサーがなべ底の温度 を 正 し く 感 知 で き ず 、
調 理 油 の 発 火 の 原 因 に な り ま す 。
お 手 入 れ しても温度センサーの動きが悪いときは
お買い上げの販売店か 、メーカーにご相談ください。