衣類害虫の対策
暖かくなってくるとご相談が増える害虫。
害虫といえば、ゴキブリ、ダニ、チョウバエなどが
挙げられますが、
衣類を食べる虫も困りものです。
衣類を食べる代表的な衣類害虫には、
ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、
イガ、コイガの4種類が挙げられます。
いずれも成虫が家の中に入り込み、産卵、
幼虫の時期に衣類を食べます。
衣類害虫の成虫は肉眼で見ることは可能ですが、
体長が2~7mm程度と小さいので、
気付かれないうちに家屋の中に侵入され、
害を及ぼします。
その走りが今の季節です。
イガ、コイガの成虫は
屋外に干した洗濯物や
外出時の衣類に付いて家の中に入り込みます。
カツオブシムシ類の成虫は、
キク科の切り花などに付いて
家の中に侵入することが多いと言われています。
気付かぬうちに家の中に入り込み、
今まさに幼虫になっているかもしれません。
衣類害虫から大切な衣類を守るために
以下を心がけましょう。
・外出時に着た服は、表面をブラッシングしてから収納しましょう。
できれば、洗濯・クリーニングをしてから
クローゼットに収納しましょう。
・外干し後の衣類には、
衣類害虫の成虫や卵がついている可能性があるので、
表面をブラッシングしてから収納しましょう。
・綿埃もエサや産卵場所になるので、
クローゼットなど収納の中をこまめに掃除しましょう。
・湿気がこもらないように、
時々クローゼットの扉やタンスの引き出しを開けて風を通しましょう。
・保管の際には必ず防虫剤を入れましょう。
防虫剤の効果が全体にいきわたるように、
クローゼットや収納ケースの収納量は8割程度に抑えましょう。
衣替えのこの季節、きちんと対策して、
お気に入りの衣類を害虫から守りましょう。