ドレンホースの劣化
エアコンクリーニングのシーズンに突入すると
併せてご相談の多いのがドレンホースの劣化について。
ドレンホースとは、
エアコンの室内機から屋外へとつながっている
細いホースのことです。
ドレンホースは
運転中に発生した水分を排水するための、
エアコンに欠かせない部品です。
ドレンホースは、さまざまな要因で劣化していきます。
屋外にあるドレンホースは、
紫外線などを浴び続けることにより劣化していきます。
とくにカバーなどがされておらず
ホースがむき出しになっている場合は、
紫外線や風雨などの影響を受けるため
劣化は早くなります。
また、室外機のファンの振動を受け続けることも、
ホースが割れる原因のひとつです。
もしエアコンの室内機から水漏れすることがあるなら
交換したほうがよいかもしれません。
この場合は、ドレンホース内で詰まりが発生しており、
結露した水が外へ排出できていない可能性があります。
そのまま放置しておくと、
ホースだけでなく室内機が故障するおそれもあります。
またドレンホースが割れていると、
破損している箇所から
植物や虫が侵入して繫殖することもあります。
場合によっては、
詰まりが発生する原因になるだけでなく、
ホースを通じて室内に虫が侵入してくることも。
ドレンホースの交換費用は、約1~2万円前後です。
ただし、
エアコンの取り付け階・作業の容易性などの環境や、
エアコンの機種、部屋内の設置場所などによって
価格は変動します。
機種によっては天井裏の作業、
設置場所によって長い配管が必要な場合があるため、
価格が変わってきます。
ドレンホースは「3~5年に1回」を目安に
交換するとよいでしょう。
ドレンホースは紫外線や材質の経年変化によって、
どうしても劣化が進みやすい部品です。
劣化が進んで破損すると
エアコンの水漏れに直結するため、
寿命が来る前に
定期的な交換を心がけるのがおすすめです。