エアコンの効きが悪い その原因
今回のご相談はエアコンの効きが悪いというもの。
エアコンが冷えない理由には大きく4つの原因があります。
◇フィルターや内部の汚れ
エアコンの室内機が汚れていると
熱交換などが上手くいかずに能力が低下します。
特にフィルターの汚れはニオイの原因にもなりますし、
冷えない原因にもなります。
1、2週間に1回くらいの割合でフィルターを掃除するだけで
冷えない症状が改善されることもあります。
フィルター以外のエアコン内の掃除は
専門の業者に依頼しましょう。
◇室外機に原因がある場合
冷房の効きの悪さの原因で多いのが室外機によるもの。
室外機の設置場所や設置状況により
室外機自体が熱くなることがあります。
室外機が熱を持った状態になっていると
冷媒ガスの熱交換が効果的に行われず
冷媒ガスは熱を排出できないまま
室内機へ戻ってしまいます。
室外機が熱を持っているようであれば
まずは周りにあるものを片付けましょう。
「すだれ」などを使って
室外機に直射日光が当たらないようにすることも効果的です。
また、室外機に汚れが溜まると効率が低下するため
室外機を掃除することで効きが改善されることもあります。
◇冷媒ガスが漏れている
エアコンで部屋を冷やすために冷媒ガスは欠かせません。
その冷媒ガスが漏れていれば
エアコンは動いていても部屋は冷えないままに。
冷媒ガスは冷媒配管(銅配管)の中を移動しますが、
エアコンを長く使用しているとこの配管が劣化し
亀裂や損傷が発生することがあります。
経年劣化で亀裂や損傷が起きた場合には
冷媒ガスを補充するだけでなく配管の交換も必要となります。
◇エアコンの能力不足
エアコンの効きが悪い原因に能力不足も考えられます。
エアコン購入の際、
「冷房6~9畳」「暖房6~7畳」などの表記を
ご覧になったかと思います。
この「◯~△畳」というのは、
和室なら◯畳、洋室なら△畳に対応しているという意味です。
つまり和室6畳の部屋にエアコンを設置するのであれば
少なくとも「冷房6~9畳」と表示されているエアコンを
選ぶ必要があります。
この能力を満たしていないと
いつまでも冷えないという事態になります。
エアコンが能力不足になっていないか確認することも大切です。
室内機、室外機の汚れに起因する効きの悪さは
クリーニングすることで改善することが多いです。
しかしながら、冷えない原因は様々ですので、
まずはエアコンメーカーに点検・修理を依頼しましょう。