人工芝のお掃除
今回のご相談は、人工芝のお掃除。
人工芝は、日当たりを気にせず、
1年を通して青々とした景色で癒しを与えてくれます。
しかも天然の芝と違って
水やりや芝刈りなど定期的なお手入れは不要です。
しかしながら、
長く使っていくと徐々に劣化して、
パイル(芝葉)などが倒れてしまいます。
そのため日頃のメンテナンスが大切になります。
そこで今回は、
人工芝の掃除やお手入れの方法を具体的にご紹介します。
人工芝に落ちたゴミや枯葉はほうきで集めて掃除をします。
パイルが長い人工芝の奥にゴミやほこりが絡まってしまった場合は、
掃除機で軽くなでるように吸い取ると
人工芝を傷めずに掃除ができます。
落ち葉の量が多い場合は、
ブロワー(送風機)で吹き飛ばしてしまうのも一つの方法です。
掃除機やほうきを使ったお手入れは
週に1~2回ほど行うのがおすすめです。
ジュースやお酒など飲み物をこぼしてしまった時は、
かたく絞った雑巾で水拭きをしてください。
人工芝は水はけがよいとはいえ、
こぼしたジュースやお酒をそのままにしていると虫が寄ってきたり、
ぺたぺたとした不快感が残ったりします。
水拭きだけでは不安な場合は、水を流しておくのがおすすめです。
人工芝は水はけがよいので水が溜まってしまう心配はなく、
日差しが強い時期であれば数時間で乾きます。
人工芝のパイルが寝てしまった時は、
デッキブラシで
芝葉が寝ているのと逆の方向にブラッシングすると、
簡単に芝葉が起き上がってきます。
それでも直らない場合、
ドライヤーで温風をかけながらブラッシングすると、
芝葉が立ちやすくなります。
デッキブラシを使ったお手入れは
数ヶ月~半年に1回ほど行うのがおすすめです。
人工芝の隙間に砂や土が入り込んでしまった時は、
ほうきや手で取り除きましょう。
掃除機で吸い取っても構いませんが、
砂や土の量によっては掃除機を傷める可能性があるので
おすすめできません。
また、高圧洗浄機で
砂や土を人工芝の外まで押し出す方法もあります。
ただ、高圧洗浄機を使用する場合、
下地の作り方によっては地面がぬかるんでしまいます。
水はけのよい屋外に敷いてある芝か、
バラして干せるタイプの芝に限ります。
バーベキューなどの油汚れは、
まず布で拭き取り、
その後は、布に中性洗剤を含ませて、
まだ残っている油類を拭き取ります。
そして最後に水洗いすると油汚れを取ることができます。
ただし、その際に熱湯を使用するのはNGです。
人工芝の品質や熱湯の温度によっては、
パイルが変形してしまう可能性があります。
簡単なメンテナンスで
気軽に緑豊かな景観を楽しみましょう。