ゴミの分別の仕方(段ボール)
段ボールは、
原紙の原材料の90%以上が使用済み段ボールのため、
段ボールは何度でも段ボールに生まれ変わります。
そんなリサイクルの優等生、段ボールですが、
段ボールにはリサイクルマークの表示義務がないため
分別の判断に迷うこともあります。
段ボールかどうかの判断は下記条件を満たしているか否かです。
①間にナミナミの中芯原紙が入っている
②ライナー(真っ直ぐな紙)が段ボール原紙で出来ている。
③ライナーに紙材質を使用した場合に、段ボール原紙の方が重い
③上記を貼り合わせたものである
ライナーに紙を貼った場合、段ボール原紙の方が軽いと
段ボールに見えても分類上、段ボールではなくなるらしい。
ややこしいですね。
さて、段ボールと判断されたら、
資源ゴミとして集積所に持ち込む前に行うことがあります。
〇伝票やテープをはがして捨てる
段ボールに伝票やテープが残っているとリサイクルできません。
段ボールに付いている不要な伝票などはすべてはがし、
箱をつぶした状態で回収に出すようにしましょう。
〇ダンボールの大きさを揃えて捨てる
自治体で段ボールを処分する際は、大きさを揃える必要があります。
異なるサイズの段ボールが複数枚ある場合、
それぞれの大きさに分類して捨ててください。
〇回収しやすいように紐で縛ってひとつにまとめる
処分する段ボールが複数枚ある場合は、
自治体の資源回収業者が扱いやすいように、サイズごとに紐で縛ってまとめます。
ガムテープなどを使ってまとめるとリサイクルできなくなるため、
必ず紐を使ってひとつにまとめるようにしましょう。
段ボールの要件を満たしていても下記のものはリサイクルできません。
細かくちぎって可燃ゴミの日に出しましょう。
●ワックス加工段ボール
●アルミ箔ラミネートの段ボール
※表面に光沢があるものもこれに当てはまる可能性がありますので注意しましょう。
●プラスチック製の緩衝材や布などを貼り合わせた段ボール
●魚や洗剤などのニオイがついた段ボール
●油や食品で汚れがついた段ボール
段ボールは資源ゴミとして処分することで資源物として活用でき、
地球温暖化や森林伐採などの環境破壊の防止につながります。
限りある資源を有効に活用するために、
さらなる省エネ・省資源を目指しましょう。