引越し前後のハウスクリーニング!引渡し前の原状回復ってどこまで必要? 画像

【おそうじコラム】引越し前後のハウスクリーニング!引渡し前の原状回復ってどこまで必要?

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お引越しには、たくさんの費用がかかります。

 

入居時に支払った「敷金」の全額返金があれば、資金にかなりの余裕が生まれます。

 

普段の掃除ではケアしきれない部分は、プロのハウスクリーニング業者に依頼しましょう。

 

■入居時に払った敷金10万円前後が退去時に返ってくることがあります
お引越しにかかる業者への支払いやゴミ処分費は、決して安くありません。ここで注目したいのが、戻ってくるお金です。入居時に支払ったお金のうち「敷金」と呼ばれるものは、全額返ってくることがあります。

多くのマンション・アパートで、家賃1ヶ月~2ヶ月分と指定される敷金。例えば月々7万円のお部屋の場合、7~14万円です。単身の場合、引越し業者代がまかなえるほどの金額で、無視できません。

このお金は、借りた時の状態に戻すために使われます。直す場所がなければ全額戻ってきますが、修復するポイントが多ければ0円ということもあります。

 

■掃除不足・ペット汚れは、敷金差し引きとなります
敷金から差し引いて直さなければならないものは、どのような汚れ・傷なのか、あらかじめ知っておきましょう。

普段から意識しておけば、防げるものばかりです。

 

・飲みこぼし、汚れの放置によりシミ、サビ
キッチン周りや冷蔵庫スペースで気になる、食べカス・油などの汚れは全額敷金負担となります。

 

・引っ越し作業で付いた傷
ご自身で家具を移動する場合は、床・壁・天井に当たらないよう注意してください。引っ越し業者がつけた傷については、会社で保証される場合がほとんどです。その都度確認しましょう。

 

・タバコのヤニ汚れ、変色
敷金負担でクリーニングとなる汚れで最も多いのがタバコ関連です。普段からベランダで喫煙するなど、ルールを決めておきましょう。また、吸い殻・灰も放置すると取れない汚れになりますので、しっかり始末しましょう。

 

・ペットによる傷や臭い
飼育OK物件であっても、傷や臭いについては自己負担での修復となる場合があります。NG物件で飼っていた場合には、修復だけでなく規則違反金をとられるケースもあります。

 

 

■「退去前にクリーニング業者依頼」は、引っ越しのスタンダードです
日頃の掃除をどんなにマメにしていても、大型家具の下などはキレイにできません。手の届かない範囲もすべてキレイにするためには、専門のおそうじ業者に頼むのが一番です。

お引越し作業と、管理会社にカギを返す日を2日に分ければ、その間に業者のクリーニングを入れることができます。家具のない状態で作業してもらえれば、敷金全額返金も夢ではありません。

一部物件では、クリーニング業者仲介サービスを行っているところもあります。しかし金額を比較してみると、ご自身で依頼したほうがリーズナブルなことがほとんどです。また、作業日を指定できない・退去立会い後のクリーニングに限るといった制約もあります。お引越しスケジュールに合わせ、一番コスパの高い業者に依頼しましょう。

マンション・アパートの敷金は平均10万円ほどと、かなりの金額です。工夫次第で全額戻ってくることもありますので、お部屋の汚れ具合を入念にチェックしましょう。ガンコな汚れやシミを見つけたら、家具を運びだした後にクリーニング業者を入れることをオススメします。