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ウッドデッキ(イタウバ材)のお手入れ

ウッドデッキの素材には、

本当の木材を使った「天然木」と、

樹脂と木粉を混ぜ合わせてできた「樹脂・人工木」の2種類があります。

 

天然木はさらにハードウッド(広葉樹)と

ソフトウッド(針葉樹)の2種類に分けられます。
木のやさしい温もりが感じられる天然木は、

滑らかな質感を持ち、風化していく姿にも趣が感じられるのが魅力的。

 

また、樹脂・人工木にはない、木の香りがリラックス効果を生み、

心地ち良い空間が作れます。

 

今回のご相談は、イタウバ材のウッドデッキのお手入れについて。

 

イタウバ材は南米ブラジル原産のクスノキ科の広葉樹で、

現地では古くから木橋や枕木、電柱などの構造材に使用されてきました。

 

弾力性があり、粘り強い木材で曲げ強度に強く折れにくい特徴を持っています。

 

イタウバ材は油分を多く含むため木肌が艶やかでしっとりとしています。

 

水中や土中にあっても、この油成分が水分の浸透を防ぎ腐食を抑えます。

 

シロアリなどの害虫にも高い抵抗性を示し、防虫性が高いのも特徴のひとつ。

 

また、イタウバ材はささくれが出にくく、素足で安心して歩けるため

子どもやペットがいるご家庭のウッドデッキに適しています。

 

イタウバ材は基本ノーメンテナンスで大丈夫。

 

ささくれが出た時、

軽くサンドペーパーで表面を滑らかにしてあげるくらいでOK。

 

経年劣化でシルバーグレーになりますが、

その色が気になるようであれば

オイルステインで塗布すると見た目も鮮やかに保てます。

 

オイルステインとはその名の通り「油性のステイン塗料」のこと。

 

ペンキ等とは異なり、木部に浸透させて使うため

木材の通気性にも影響しないのが特徴です。

 

オイルステインを使うことで、薬効成分が木材に浸透し、

腐朽菌の侵入や色落ちを防ぐことが可能です。

 

また、油性なのではっ水性に優れ、

ウッドデッキの寿命を延ばすことも期待できます。