エアコンクリーニングの洗剤について
エアコンクリーニングで使用する洗浄剤には、
さまざまな種類があります。
エアコンクリーニング業者の多くは、
アルカリ性の洗浄剤を使用することが多いです。
プロが使用するアルカリ性の洗浄剤は
頑固な埃・油汚れに効果があります。
家庭用の洗剤では、なかなか落ちにくい汚れ
(特に送風ファン)もきれいになります。
洗浄力が強い分、取扱いには注意が必要です。
エアコンクリーニングの際に洗浄する場所は、
前面の化粧カバー、フィルター、銀色のアルミフィン、送風ファンです。
エアコンから外した部品は
通常お風呂場をお借りして洗浄しますが、
戸建のおうちでは、お庭で洗浄することもあります。
この時に気をつけなければいけないのが、
洗浄の際に出る廃水です。
アルカリ性の洗剤で洗浄した廃水は当然アルカリ性です。
pHが偏った廃水は、
そのまま流すと周辺環境に良くない影響を与える恐れがあります。
例えば、植栽を枯らしてしまったり、
庭石を変色させてしまうことも。
また、下水道法や地方自治体の条例などで
罰せられる可能性があります。
洗浄後の廃水は、必ずPHを中性にした後、
下水へ処理しなければなりません。
アルカリ性から中性へ変化したことの確認は
pH試験紙を使用し確認します。
一部のハウスクリーニング業者では、
中性洗剤の使用の推進や、
自社でのPH測定などを行ってはいるようですが、
個人事業主のレベルにまでは全く浸透していないのが現状です。
弊社では、汚れの状況や場所に応じて
弱アルカリ性洗剤と中性洗剤を使い分けております。
また、ご希望があれば廃水を持ち帰ることも可能です。
クリーニングを依頼する際には、
使用する洗剤をよく理解し、
正しい処理方法を実施している業者を選びたいものですね。