エアコンで効率よくお部屋を暖めるには
暦の上では立春ですが、
まだまだ厳しい寒さが続きます。
暖房器具で一番使用されているのがエアコン。
早く部屋を暖めようと
エアコンの設定温度を30度にする方もいるとか。
データによると
エアコンの設定温度を24度にした場合と
30度にした場合、
部屋の温度が24度にまで上がる時間は同じ。
エアコンの設定温度は、
室内機の吸込温度のことで、
室内機の吹出温度は、暖房時40~50度程度。
設定温度より吸込温度が低い場合に運転します。
設定温度を高くしたから熱い風が、
出る訳ではありません。
効率よくエアコン暖房を使用するポイントを
ご紹介いたします。
風向きを下方向向きにし、
床(足元)にエアコンの風が届く風量設定にします。
エアコンの左右フラップを調整し、
「部屋の中で多くの時間を過ごす場所」に
風向きを向けます。
また、ドアやカーテンを閉めることで、
玄関や窓辺など、外から冷気の侵入を
遮断することができます。
シーリングファンやサーキュレーターを
同時に使用することも効果的です。
床暖房やホットカーペットを併用して
足元を温めると体感温度が上がります。
また、エアコンのフィルターは
2週間に1度は、清掃しましょう。
色々試しても、お部屋が暖まらないのは、
お部屋の広さに対して
エアコンの暖房能力が
不足しているせいかもしれません。
エアコンの暖房能力(適応畳数)は
「畳数のめやす」をご覧ください。
畳数のめやすは
カタログや取扱説明書の仕様ページで確認できます。
快適な室温で過ごすためには、
エアコンの設定温度ばかりが着目されがちです。
しかし、エアコンの設定温度を調整するだけでなく、
湿度調節や空気循環などにも配慮する必要があります。
また、服装での体温調節なども効果的です。