エアコンの水漏れ
最近増えているご相談がエアコンの水漏れ。
水の出る場所によって対処法が異なります。
◇ルーバー(風向板)からも水が垂れてくる場合
ルーバーの方向を下向きにすると、
冷やされた空気がルーバーに当たります。
そのまま冷房運転を続けるとルーバーに結露が発生し、
水滴が落ちてくることがあります。
ルーバーを上向きにしてみてください。
冷やされた空気の向きと
ルーバーが平行になるように調整すれば
ルーバーに冷気が当たりにくくなるので、
結露を抑えることができます。
◇奥の方から風に乗って水が降ってくる場合
エアコンの吹き出し口の奥の方から
冷気と一緒に水が飛んでくることがあります。
原因のひとつは、フィルターの目詰まり。
フィルターにホコリが溜まっているようでしたら、
フィルターを丸洗いしましょう。
使う洗剤は台所用の中性洗剤。
汚れが取れたら、よく乾燥させたのちに取り付けます。
原因のふたつめは
熱交換器(アルミフィン)の汚れ。
熱交換器が汚れていたら、
業者にクリーニングを依頼しましょう。
◇室内機の底部から水が垂れてくる場合
エアコンの室内機から
水がにじむように垂れてくることがあります。
この場合の原因は、
ドレンホースやドレンパンの詰まりによる可能性が高いです。
熱交換器で冷やされた結露水は
ドレンパンに垂れ落ち、
ドレンパンに接続されたドレンホースを伝わり室外に流されます。
しかし、ドレンホースのどこかの箇所で汚れなどが詰まってしまうと
結露水が行き先を失い、室内側にこぼれてしまうです。
ドレンホースの詰まりには
ドレンホースクリーナーを試してみてください。
◇室内機が傾いている場合
エアコンの室内機が傾いていることで
水漏れが発生することがあります。
吹き出し口が通常よりも下を向いている状態の場合、
その傾きによって、
熱交換器で発生した結露水がドレンパンにうまく溜まらずに
室内に垂れてしまうことがあります。
エアコンの傾きは自分ではなかなか対処できません。
取り付け業者に直してもらいましょう。
◇雨水が浸入してい場合
雨が降る時に水漏れが発生する場合は
雨水が浸入していることが原因の可能性があります。
この場合も自分で解決するのは難しいので、
修理業者に依頼しましょう。