ガスコンロもまるごとキレイに
魚焼きグリルを克服したので、
次はガスコンロの本体。
ガスコンロは複雑な形をしているので
「どうやって掃除するのかいまいちわからない…」
という方も多いのではないでしょうか?
ガスコンロの掃除が必要な場所は次の4つ。
・五徳
・天板
・バーナーキャップ
・排気カバー
ここでは重曹を使って
ガスコンロをまるごとキレイに
する方法をご紹介します。
ガスコンロにできる汚れは
・油汚れ
・焦げ付き
・食材のこびりつき
の3つが混ざりあってできています。
長い時間を掛けてこびりついたものだと、
洗剤でこすったくらいではびくともしません。
「重曹」はこれらの汚れと相性がよく、
コンロの頑固な汚れを落とす力を持っています。
以下の順番でキレイにしていきます。
① 五徳
② バーナー
③ 天板
まず、
① 五徳など汚れのこびりついた部品から
油や焦げ付きで一番汚れる五徳は、
「重曹水で茹でる」のが効果的な掃除法です。
大きな鍋に水を張り、
1Lに対して重曹大さじ2杯を加えて温めます。
鍋はアルミ製以外のものを使用します。
重曹はアルミと反応する性質をもつので、
アルミ鍋で重曹水を温めてしまうと
黒ずみや傷みの原因になります。
ステンレス製か
ホーロー製の鍋を使いましょう。
重曹水が沸騰したら火を弱め、
使っていない箇所の五徳を取り外して入れます。
五徳周りは細かい部品もあるので、
組み立て方を忘れないように気をつけて。
5分ほど加熱したら火を止め、
冷めるまで放置します。
食器と同じようにスポンジでこすります。
細かい部分は歯ブラシで。
流水でよくすすぎ、乾かします。
乾いたらもとに戻して完了。
温めると「熱」で油がゆるむ上、
重曹は熱を加えると
強力に汚れを落とす成分に変化するので、
ギトギトした油もスルッとキレイに落ちます。
五徳が入るような大きな鍋がない場合は、
「シンクでつけおきする」のがおすすめです。
シンクの排水口に栓をし、
沸騰させた重曹水を流し込みましょう。
そこに外した五徳を静かに入れて
2~3時間ほどつけおきします。
この時シンクにタオルなどを敷いておくと、
シンクを傷付けず、安心です。
あとは通常の手順と同じように
スポンジでこすって汚れを流せば完了です。
あるいは、
ゴミ袋を二重、三重に重ねたものに
重曹水を入れて
つけおきする方法もあります。
この方法なら火を使わないので
五徳を全部一気にキレイにできます。
火傷に注意しながら進めてくださいね。
五徳の汚れがキレイに落ちたら、
その状態のまま
できるだけ長く保ちたいですよね。
ふだんの掃除にも重曹が役立ちます。
水200mlと重曹小さじ1杯を混ぜたものを
スプレーボトルに詰めておけば、
即席のスプレー洗剤の出来上がり。
後片付けのついでに五徳や天板に吹きつけて
キッチンペーパーなどで拭き取るだけで
ピカピカな状態をキープできます。
コンロに立ってすぐ目につく場所に
ボトルを置いておけば、
汚れが気になるときにすぐにシュッと
掃除できますね。
次はバーナー。