ソファーやカーペットのカビ
今日のご相談は、
布張りのソファーとカーペットのカビについて
今年は、梅雨明けが遅かったせいか、
カビのお悩み相談が多いです。
布張りのソファやカーペットのカビ取りは
まず除菌してカビを退治してから、
気になる部分のシミを抜くという流れですすめます。
無理にカビ取り剤などを使うと
素材を傷めることにもつながるので、
気をつけながら進めてください。
カビの除菌方法はかんたんな拭き掃除。
次の手順ですすめましょう。
カビがひどくなければ5分ほどで完了します。
1.雑巾にアルコールを含ませる
雑巾にスプレーし、アルコールをたっぷり含ませる。
2.カビ汚れを拭き取る
カビをひろげないため、
周辺から内側に寄せるように拭いていく。
3.カビの周りも拭く
カーペットの裏面やフローリング、
上に置いていたものなど、
接触していたものもチェックし、拭き取る。
アルコールは、すぐに蒸発するので
素材に負担が少ないのが特徴。
色柄物でもデリケートな素材でも安心して使えます。
使った雑巾は使いまわさず、捨てましょう。
キッチンペーパーなどで代用してもOK。
4.お湯500mlに酸素系漂白剤を溶かす
40~50℃のお湯に
カップ8分の1ほどの酸素系漂白剤を溶かし、
漂白液をつくる。
5.シミに漂白液をかけ、放置する
シミの部分を覆うように漂白液をかけ、
10分ほど放置する。
6.雑巾で拭く
キレイな雑巾で洗剤が残らないように
水拭き・乾拭きし、十分に乾かしたら完了。
アルコールは素材を傷めにくいとはいっても、
傷つくこともあります。
はじめて使うときは必ず
目立たない場所で一度確認しましょう。
できればつけてから1時間ほどおき、
時間がたっても傷みがないかを確認すると安心です。
さらに漂白剤を使うときはもっと慎重に
「できるだけ短時間・少量」ですませましょう。
拭き残さない
アルコールは放っておいても
蒸発するので問題なく使えますが、
漂白剤などの洗剤を使うときは
拭き残しに注意が必要です。
水拭きを念入りに何度か行い、
しっかり取り除いておきましょう。
繰り返し拭く
カビは一度繁殖するとどんどん広がる性質があります。
一度の掃除では取り切れないと考え、
再発を防ぐためにも
アルコール消毒を数日にわけて
繰り返すとうまくいきます。