家事をぐっとラクにしてくれる水回りコーティング
従来のお掃除では
「汚れは、ついてから落とす」という考え方が一般的です。
でも、その考えでは「お掃除しよう!」と思った時には、
物凄く労力のかかる大変な作業になってしまいます。
本当に大事なのは
「汚れを最初からつけない・ついても落としやすくする」こと。
そんな簡単なお手入れを実現するのが
「水回りコーティング」です。
「水回りコーティング」とひとくちにいっても、
コーティング剤にはさまざまな種類があります。
現在主流とされているものは
「フッ素」「シリコン」「ガラス」です。
それぞれ耐用年数や効果などに違いがあります。
◇汚れに強い「フッ素コーティング」
フッ素樹脂を被膜に用いるコーティング方法で
「防汚コーティング」とも呼ばれます。
フッ素は虫歯予防やフライパンの加工にも施される
安全な素材です。
<効果>
防カビ効果は低いものの、
水垢などの汚れ防止と撥水効果が期待できます。
<耐用年数>
手軽で簡単にできる反面、耐用年数は短めで1~2年です。
物によっては数か月しか効果が持続せず、
頻繁に塗布し直す必要がある場合もあります。
◇カビを防げる「シリコンコーティング」
防カビ剤を含んだシリコン樹脂を被膜とする工法です。
<効果>
汚れ防止・撥水効果だけでなく、
施工場所の素材が傷つきにくくなったり、
カビの発生を防いだりという効果も期待できます。
<耐用年数>
耐用年数は1~3年とやや長めです。
◇耐久性の高い「ガラスコーティング」
ガラス繊維を被膜とし、
スマートウォッチや車にも使われるほど高品質な技術です。
<効果>
ごく薄い被膜でありながら、
防汚や撥水・防キズをはじめ、防サビ・防臭・抗菌の効果も期待できます。
<耐用年数>
耐久性は3つのうち最も長めで、
約5年以上の効果を維持できるものもあります。
水回りをコーティングすると、
汚れにくくなったり
汚れてもサッと拭くだけで落とせたりする効果が
期待できますが、
コーティング後も日々のメンテナンスは必要です。
また、こまめな手入れは
コーティングの効果を長く維持することにもつながりますので、
下記を心がけましょう。
- 使用後毎回、水分を拭きとる
- 洗剤やせっけんなどはしっかり洗い流す
- コーティング箇所は硬いブラシでこすりすぎない
- 使用可能な洗剤を確認しておく
コーティングは
毎日の掃除の手間や時間をグッと軽減してくれます。