日立ビートウォッシュ自動投入口のお手入れ
今日のご依頼は、
日立製ビートウォッシュの洗剤自動投入部の洗浄。
自動投入部に洗剤や柔軟剤の残りや汚れが付着していると、
カビが発生したり、液体洗剤・柔軟剤の経路が詰まって故障の原因になったりします。
2~3か月に一度を目安にお手入れをしてください。
また、以下の場合もお手入れをしてください。
- 液体洗剤や柔軟剤の種類を変えたとき
- 自動投入を1か月以上使わないとき
*長期間使わない場合は早めにお手入れすることをおすすめします - 「残量少」表示が点滅したまま、1週間以上補充しなかったとき
- タンク取付部に汚れが残っているとき
- 透明ふたを開けたまま放置したとき
- 液体洗剤や柔軟剤が固まってゼリー状になっているとき
タンクのお手入れ方法
タンクには残量表示ピースがないタイプと、あるタイプがあり、
それぞれ分解してお手入れができます。
・残量表示ピースがないタイプ
タンクの部品には、ふた、透明ふた、フロートピースがあります。
・残量表示ピースがあるタイプ
タンクの部品には、外ふた、内ふた、残量表示ピース、フロートピースがあります
1.液体洗剤・柔軟剤タンクを取り出す
残量表示ピースがないタイプは、取っ手を持って、
まっすぐ上に引き上げながら取り出してください
残量表示ピースがあるタイプは、タンクを上に引き上げてください。
*取り出すときにタンクを傾けると、洗剤や柔軟剤がこぼれることがあります
2.ふたのお手入れをする
以下の手順や画像は、残量表示ピースがないタイプを例に説明しています。
①透明ふたを取り外す
透明ふたを開け、下方に押しながら凹部から突起部を取り外してください。
②タンクふたを取り外す
ツマミを開いてつめから外し、タンクふたを取り外してください。
*残量表示ピースがあるタイプは、上部の外ふたを取り外したあと、
手前側にスライドさせながら取り出してください
③透明ふたとタンクふたの汚れを水で洗い落とす
透明ふたとタンクふたに付いた汚れは、湿った布でふき取ってください。
汚れがひどいときは、歯ブラシを使って落としたり、お湯(約40℃)に約10分間浸し、
ぬめりがなくなるまですすいでください。
*タンクふたのパッキンは、無理に引っ張らないでください。
パッキンの変形や亀裂などで、傷が付いたり、外れたりすることで、
液体洗剤や柔軟剤が液漏れしてしまいます。
3. タンク内のお手入れをする
①タンク内のフロートピースを持って凹部から取り外す
②タンク内と部品の汚れを水で洗い落とす
タンク内に残っている液体洗剤や柔軟剤は、水で洗い落としてください。
汚れがひどいときは、歯ブラシを使って落としたり、お湯(約40℃)に約10分間浸し、
ぬめりがなくなるまですすいでください。
③タンクや部品に付いた水気を乾いた布でふき取る
④フロートピース、タンクふた、透明ふたを取り付ける
タンク内にフロートピースを取り付けてください。
タンクふたと透明ふたは「カチッ」と音がするまで押して、取り付けてください。
4.タンク取付部のお手入れをする
タンク取付部周辺を湿った布でふき取ってください。
汚れがひどいときは、部品を傷めないように歯ブラシを使って
やさしく落としてください。
*お手入れをしたら、
タンク取付部底面に水気や汚れが残っていないことを確認してください。
ご注意
・使用する液体洗剤や柔軟剤によっては、
タンク取付部底面のパッキンに色が移る場合がありますが、
歯ブラシなどで強くこすらないでください。
パッキンが傷み、液漏れの原因になります。
・残量表示ピースは、歯ブラシなどで強くこすらないでください。
残量表示シールが剥がれるおそれがあります。
以上で液体洗剤・柔軟剤タンクのお手入れは完了です。
次は経路のお手入れです。
経路は、タンクとタンク取付部のお手入れをした後、必ず行なってください。
*液体洗剤経路と柔軟剤経路を同時にお手入れすることはできません。
①お手入れをしたタンク内にお湯(約40℃)を入れる
タンクの「これ以下」の位置までお湯を入れ、透明ふたを閉めてください。
②タンクを洗濯機に取り付け、ふたを閉める
③水栓(蛇口)を開け、電源を入れる
④「洗い」ボタンを3秒以上タッチし、残時間表示部に数字を表示させる
⑤お手入れの時間を設定する
「洗剤」または「柔軟剤」ボタンを押し、お手入れの時間を設定します。
自動投入を継続して使用している場合は「4分」を設定、
自動投入を継続して使用していない場合は「9時間」を設定してください。
⑥「スタート/一時停止」を押し、運転を開始する
運転が終了すると、終了音が鳴り自動的に電源が切れます。
運転が終わった後、タンクに残った残水を捨てタンク内や
タンク取付部周辺の水気を柔らかい布でふき取ってください。