小さな羽虫 その名はクロバネキノコバエ
今日のご相談は、家に侵入する小さな羽虫について。
小さな黒っぽい羽虫が
窓に大量発生している場合、
「クロバネキノコバエ」とよばれる
コバエかもしれません。
クロバネキノコバエは、とても小さく、
網戸の隙間やサッシの隙間から
簡単に入り込めてしまうのです。
また、植木鉢があると
そこに産卵して大量発生してしまうこともあります。
クロバネキノコバエは、
人体に直接的な被害をおよぼすことはありませんが、
大量発生していると不快に感じるので、
不快害虫ともよばれています。
クロバネキノコバエが発生しやすいのは、
6~7月の梅雨の時期ですが、
9~11月の秋にも発生することも。
気温や湿度が上昇することにより、
大量発生することがあります。
雨が降った翌日が晴れると、多く発生します。
1日のうちでは、
朝方(夜明けから午前10時頃まで)に多く発生します。
水分を適度に含んだ腐葉土などがある場所
(野山、畑、植木鉢等)に産卵し、
幼虫、さなぎを経て、
20日程度で成虫になるといわれています。
クロバネキノコバエは
発生のメカニズムなどで不明な点が多く、
駆除することが難しい虫です。
クロバネキノコバエは通常、
外から侵入してきます。
そのため、
窓や玄関は開けっぱなしにしないようにしましょう。
換気のために窓や玄関を開けたいのであれば、
網戸を設置することをおすすめします。
網戸はできるだけ目地が細かいものを選んでください。
また、
窓ガラスや網戸に噴射すると
虫が寄り付かなくなる殺虫スプレーを使って
予防することも効果的です。