【おそうじコラム】電子レンジってお掃除してますか?しつこい焦げ付き・油汚れのお手入れ方法
毎日使うけれど掃除はほとんどしない調理器具といえば「電子レンジ」です。焦げ付きや臭いが染み付いているのは気になりますし、電力の浪費や、あたため機能のパワーダウンにもつながります。
■汚れの種類別 身近なもので驚くほどキレイにできるお手入れ方法
電子レンジは、汚れが付いた場所によってお掃除方法を変えるのが一番効率的です。
特別なグッズを必要としない、誰にでも簡単な方法をご紹介しますので、ぜひ今日からトライしてみてください。
■庫内の臭いにはクエン酸
レンジでにんにく料理や魚料理を温めると、その臭いがいつまでも庫内に残ります。
違う食品を温めて臭い移りしてしまった経験をお持ちのかたも少なくないでしょう。
しつこい臭いには、半分に切ったレモンを用意。そのまま500Wで2、3分温め、庫内をぬれ布巾で拭き取ることでスッキリ解消できます。レモンのクエン酸成分がすみずみまで広がり、臭いを分解してくれます。
■焦げ付き汚れには重曹水
万能お掃除グッズとしてプロのハウスクリーニング業者も愛用する重曹。レンジ汚れにも威力を発揮します!水1カップに重奏小さじ3を溶かし、そのまま500wで2~3分温めます。できれば1時間ほど放置すると、拭き取りのとき汚れがより落ちやすくなります。
このお掃除方法は、重曹の汚れを浮かす効果を活用したもので、レンジで温めることで成分がより浸透し、しつこい汚れもあっさりと拭き取ることができます。長年放置した焦げやこびりつきも、1発で解消できます。
■扉のガラス面はクレンザーなどでキレイに
レンジ扉は汚れが付きやすく、気付かないうちに曇ってしまいます。ガラスは多少擦ってもキズが付きませんので、クレンザーなどでしっかりと擦りましょう。
食品や汁物のハネが気になる内側はもちろんですが、外側もお料理中の油ハネなどでかなり汚れています。ガラス面掃除は、必ず裏と表の両面、行いましょう。
■レンジ裏のホコリ汚れはパワーダウンと電力ロスの原因
レンジは裏側に通気口があり、庫内と空気を循環させて私用後の熱を逃がすようにできています。この換気がうまくいかないと、中のあたため機能もパワーダウン。早く温まらないため本来より多い電力を消費することにもつながります。
レンジ周りの汚れは油分が含まれていますので、水拭き→から拭きが基本です。電気が通る部分でもありますので、洗剤は極力使わずに掃除しましょう。ホコリが入り込んでいる部分は、使用済みの歯ブラシなどでやさしくかき取るとキレイにできます。
電子レンジのお掃除が意外に簡単!と、驚かれたかたも多いでしょう。あたため機能を上手に活用すれば、毎日でも短時間でお掃除ができてしまいます。
これらの方法を日頃から実践しておけば、簡単にいつもキレイな状態をキープできますよ!