床は水拭きでスッキリ
フローリングは
お家の中でも広い面積を占めるので、
床がピカピカになると
部屋全体の空気感まで変わります。
特にこれからの季節は
素足で過ごすことも多くなるので、
床のべとつきが気になります。
水拭きでしっかり汚れを落として
清潔な状態をキープしたいところです。
フローリングの種類は大きく分けて
「合板(複合)フローリング」と、
「無垢(単層)フローリング」の
2種類があります。
「合板(複合)フローリング」とは、
合板(べニア)などをベースに化粧用の木材を貼って
仕上げた床材のことで、
一般的な住宅の主流となっています。
一方「無垢(単層)フフローリング」とは、
継ぎ足し素材を使用したり薄い木材を重ねたりせず、
100%天然木だけで仕上げた床材のことをいいます。
どちらも「木」を使用しているので、
水が内部に浸透すると変形したり、
合板が剥がれてしまう場合があります。
このような心配があるため
「フローリングは水拭きしてはいけない」
とよく言われますが、
床のべたつきや汚れが気になる時には、
水拭きでスッキリしたいですよね。
フローリングを水拭きする際に最も重要なのは、
床に「水分」を残さないことです。
そのため水拭きに使用する雑巾は、
絞りやすい薄めのタオルなどを選び、
水で濡らしたら固く絞ることがポイントです。
雑巾は縦に持って絞ると、
余分な水分をしっかり落とすことができます。
水拭きはできるだけ「短時間で手際よく」
行いましょう。
そのためには、あらかじめ家具などはどかし、
窓を開けて風通しを良くしておくことも
大事なポイントです。
まず、
乾いたモップやフロアワイパーで乾拭きして、
床のホコリを取り除きましょう。
人の動きがなく、ホコリの舞い上がりがない朝や
帰宅直後の掃除がおすすめ。
壁際の巾木や隙間など、
フローリングワイパーで掃除できないところは、
掃除機を使ってホコリを吸い取ります。
掃除機のヘッドをブラシや隙間用のものに交換して
床板の間に入り込んだホコリを吸い取ります。
お部屋のホコリを取り除いたら、
固く絞った雑巾で水拭きをします。
続いて、乾拭きをします。
水拭きの跡がなくなり綺麗に仕上がります。
雑巾がけのポイント
部屋の奥から入口に向かって、
拭いたところを踏まないように
拭き進めるのがポイントです。
雑巾がけをする時には
「コの字」を描くように拭くと、
拭き残しがなくなり、
隅々までまんべんなく綺麗に拭くことができます。
片手に濡れ雑巾、
もう片方の手に乾いた布を持ち、
水拭きと乾拭きを交互に行います。
乾拭きまで終わったらお掃除完了です。
水拭きと乾拭きで大抵の汚れは落とせますが、
床に油が飛び散りやすいキッチンには、
「食器用洗剤(中性洗剤)」が効果的です。
バケツ一杯に食器用洗剤(中性洗剤)を
1~2滴をたらして洗剤液を作ります。
食器用洗剤は入れ過ぎると床材を傷めてしまうので、
注意しましょう。
雑巾を浸して固く絞り拭き掃除をします。
拭き掃除の後は洗剤が床に残らないよう水拭きして、
仕上げに乾拭きをします。
湿気がこもりやすいお部屋の場合には、
知らない間にカーペットやラグの下に
カビが発生していることがあります。
こんな時には「消毒用アルコール」を使って、
フローリングを消毒しましょう。
まずはカーペットをそっと剥がしたら床を拭き掃除して、
表面のカビを取り除きます。
次に消毒用アルコールを薄めた液をつくり、
カビの部分にスプレーなどで吹きかけて拭き取ります。
床の材質によっては色落ちする場合があるので、
必ず目立たない場所で試してから行いましょう。
また、カビが発生した場所に掃除機をかけるのは
NGです。
排気で空気中にカビをまき散らしてしまうので、
掃除機は使わずにアルコールで拭き取ってくださいね。
フローリングのお掃除は
基本的には乾拭きで十分ですが、
床を綺麗に保つためには
定期的に「水拭き」することも大切です。
「水拭き」を取り入れて、
快適なお部屋で過ごしましょう。
軽いストレッチにもなるようです笑