排水口を制するものは…
ご自宅にいる時間が長くなったことで、
掃除をする方が増えています。
掃除は何となく面倒と
敬遠される家事ですが、
いざ始めてみると、
案外ストレスなく済んでしまうと
感じている方も多いのでは。
掃除の習慣が身に付きはじめた今、
毎日のルーティンに
排水口の掃除も加えてみましょう。
まずは、キッチンから。
毎回の食事のあと、
食器や鍋などを洗い終え、
シンクが空っぽになると気持ちがいいですね。
ここにワンアクション加えて、
排水口まで手を伸ばします。
排水口の雑菌の繁殖を防ぐために
夕食後の片付け時に行うと
より効果的です。
ひと通りの食器洗いが済んだら、
生ゴミをしっかり水切りして捨て、
排水口のパーツ、三角コーナー、シンク全体を
食器用の洗剤とスポンジで丸洗いし、
水ですすぐだけ。
排水口にヌメリやニオイがある場合は、
下記の方法で。
1.ゴミを捨てる
2.パーツを外す
ここまでは、上記の洗剤を使う場合と同様。
3.次に重曹を振りかけます。
外したパーツをシンクに並べたら、
上から重曹を振りかけます。
パイプの周囲やかごの網目、
パーツのすき間にも行きわたるよう
たっぷりめに。
4.重曹の上にクエン酸水をかけます。
クエン酸小さじ1を水250mLに溶かしたクエン酸水を
重曹のかかったパーツの上にかけます。
するとすぐにシュワシュワと発泡してくるので、
30分ほど放置します。
これはアルカリ性の重曹と
酸性のクエン酸が反応することで
発生した炭酸ガスで身体には無害。
汚れを浮き上がらせる効果があります。
5.汚れを水で流して元に戻します。
ここでお湯を使うとより効果的です。
※一般的に排水管に使われている塩ビ管の耐熱性は
60度~70度程度と言われています。
この温度を超えるとパイプが変形したり
破損したりする危険性がありますので、温度に注意。
排水口や三角コーナーは、
一晩、二晩放置すると
不快なヌメリや腐臭が発生します。
この汚れは、水気と食品カスを栄養源とする
雑菌の繁殖によるものです。
元を正せば、
食器に付着するものと同じ、食べ物です。
雑菌が繁殖する前であれば、
食器洗いと同じように、
普通の食器用の洗剤とスポンジで
汚れが落とせるというわけです。
排水口まで毎日掃除するのは大変、と
思われるかもしれませんが、
一度キレイな状態にしたものであれば、
食器が数枚増えた程度の時間と手間で
済んでしまいます。
また、三角コーナーを使わない、
というのも手です。
調理中に出るゴミは、
シンク横に広げた新聞紙に一時置き。
最後にくるっと包みこみ、
袋に入れて処分すればOK。
※新聞紙は水分を吸収するので、
臭いの元となる雑菌の繁殖を防いでくれます。
この排水口までの一連の作業は、
たいした手間でもないのに、
終えた時の達成感が違います。
達成感を得ると
脳からドーパミンが放出されるそうです。
ドーパミンは、意欲ややる気を呼び起こし、
毎日の生活がより充実したものに。
排水口を制するものは
人生を制する、かもしれません笑