換気扇掃除後の不具合
今日のご相談は、
換気扇掃除後にドアが重くなった、というもの。
最近の住宅は、
高断熱で高気密なものが主流となっています。
そのおかげで、外気温の影響を受けにくく、
1年を通じて快適な暮らしに役立っていますが、
その一方で、
シックハウス症候群の原因となる化学物質、
外から持ち込んだ花粉やPM2.5などが室内にたまり、
生活臭も部屋にこもりやすくなるという
デメリットもあります。
24時間換気システムには、
給気・排気ともファンを使って機械的に行う方法、
給気をファンで行い、排気は自然に行う方法、
逆に給気は自然に行い、排気はファンで行う方法
などがあります。
マンションのドアが重くなる理由は、
この「給気」と「排気」が大きく関わっているのです。
ドアが重くなる理由、
それは、給気よりも排気のパワーが勝つことで、
室内の気圧が下がり、
外の空気が室内に入ろうとドアを押し付けるためです。
解決策は給気を増やすことです。
日ごろから給気口を開けることが大切です。
次に
ほこりや排気ガスなどでフィルターが
目詰まりしないよう、給気口を掃除しましょう。
それでも改善されない場合は、
換気扇やレンジフードを弱で回してみましょう。
それでもなお改善されない場合は、
換気扇やレンジフードを使う時に
窓を少し開けてみましょう。
給気口を正しく使うことで、
住まいに常に新鮮な空気が流れるようにすれば、
カビや結露を防ぐことも可能になり、
シックハウスやカビなどからくる
アレルギー症状の軽減にも役立ちます。
健康で快適な毎日を送るために、
給気口の存在をもう一度見直し、
適切な使い方とこまめなお手入れをおすすめします。