「換気扇から外気の匂いが入ってきている」

「ファンが回っているのにも拘わらず排気が上手くいっていない」

そんな換気扇の不具合を感じたら、

ダンパーが正常に機能しているかどうかを

確認しましょう。

 

換気扇に接続されているダクトは「筒」なので、

換気扇を回していれば一方通行ですが、

止めると逆風が入ってきます。

 

ダンパーは、その逆風を防ぐための蓋で、

一方向にしか開きません。

 

金属製でとても軽く、

排気の風で開き、

風などで外気が侵入した際には

閉じる構造になっています。

 

そのため、蓋が欠落すると外気が入りっ放しで、

固着すると排気不能になります。

 

常にダンパーが開きっぱなしですと、

外気の侵入を防ぐことができないため、

外気の匂いが直接キッチンなどに

流れ込んでしまいます。

 

ほかの家のカレーやたばこの匂いがする場合は、

ダンパーが

開きっぱなしになっているのかもしれません。

 

ダンパーが閉じた状態で動かなくなってしまうと、

外への排気ができなくなります。

 

 

ダンパーは換気扇内部で外からの空気を遮断する

役割をしている部品です。

 

このダンパーに不具合があると、

排気が上手くできずに

流れをせき止めてしまう換気不良や、

外気の逆流の原因となることがあります。

 

 

ダンパーが不具合を起こしてしまう原因は、

ダンパーの構造にあります。

 

料理で出た煙や油は換気扇に吸い込まれ

ダンパーを通って外部へ排出されています。

 

その際にダンパー部分へも油が付着してしまいます。

 

この汚れが数年の時間をかけて蓄積し、

ダンパーの動きを悪くしてしまうのです。

 

料理の油が原因なら、

掃除で解決できそうですが、

シロッコファンや

ダクトのあるレンジフード（換気扇）では、

ダンパーは見えないところに設置されている場合もあり、

素人での掃除は難しくなります。

 

プロのクリーニング業者でも

ダンパーは作業範囲外となっていることが多いので、

業者へ依頼される際には作業内容を

しっかり確認しましょう。