車のシートの掃除
中古車をご購入された方から
シート洗浄のご依頼がありました。
対応は深瀬。
一般的に、車のシートは3種類に分けることができます。
ファブリックシート
乗用車の主流である、
布生地で作られたファブリックシート。
通気性に優れていますが、汚れを吸収しやすく、
シミができやすいというデメリットがあります。
合成皮革シート
見た目は革と似ていますが、
合成皮革は、天然の布地に合成樹脂を塗付したもの。
表面がコーティングされているので、
水分や汚れに強くお手入れも簡単です。
本革シート
本革シートは、
表面を保護するためのコーティングがされています。
耐久性が最も高く、汚れが奥に染みこむ心配がありません。
車の本革シートは多少の水拭きにも耐えることができます。
今回のご依頼はファブリックシート。
コーヒーやジュース等をこぼすと浸み込んでしまい、
シミや臭いとなって残ってしまいます。
また、タバコのヤニや排気ガスの汚れ、ホコリ等、
大気の汚れで知らず知らずに汚れが蓄積されていきます。
特に小さなお子様を乗せる機会が多い車は、
食べかすなどの汚れも見受けられます。
ダニの発生にもつながるので
定期的なクリーニングをしたいものです。
お掃除の方法は以下のとおり。
まず、最初に細かなゴミやホコリを取り除きます。
シートを叩いてホコリを浮かせた後、
掃除機でゴミを吸い取っていきます。
縫い目や凹みなどに細かなゴミが入り込んでいることがあるので、
市販されているブラシ付きのアタッチメントを使うと
ゴミを掻き出しながら吸い取ることができるのでオススメです。
次にシート専用のクリーナーを
きれいな布に適量吹きかけてから使用します。
目立たない箇所(シートの裏地など)でテストをして、
シミにならないか確認してから使用します。
クリーナーを吹きかけた布で叩いたり、抑えたりしながら
シートの汚れを吸い取っていきます。
汚れが落ちにくい時はキレイな水で湿らせたスポンジで叩いたり、
軽く擦ったりしながら汚れを落とします。
それでも落ちない頑固な汚れは繰り返し作業を行っていきます。
汚れが落ちたら、乾いたウエスで残った水分を吸い取っていきます。
この時、シート内部に水分が残るとカビの原因になりやすいので、
水分の吸い取り効果の高い
マイクロファイバーやスポンジなどを使うと良いでしょう。