お米の中にダニ?
今日のご相談は、お米の中にダニが発生した、
というもの。
ダニは肉眼で確認できません。
そのため「ダニが大量に発生してしまった」
という場合、
ルーペや顕微鏡を使っていない限り、
チャタテムシである可能性のほうが高いです。
チャタテムシは
「カビ、フケ、ホコリ」を好み、
特に「カビ」が大好物。
カビが生えやすい湿気の多い場所は注意です。
他に畳や古い本などで見かけることもあります。
「カビを食べてくれる事は、
家にとって良いことではないか?」
という一面も確かにありますが、
チャタテムシの死骸が空中に漂い、
それを吸い込むと
アレルギーの原因になることもあります。
また、
チャタテムシなどが大量発生した場合、
それらを捕食するツメダニが
二次的に発生してしまうことがあるので
注意が必要です。
ツメダニは稀に間違えて人を刺し、
肌にかゆみが生じたり、
皮膚炎を起こしたりすることもあります。
二次被害のリスクを軽減するためにも、
チャタテムシが発生しにくい環境づくりや
予防が大切です。
段ボール箱を放置しない
薄暗い、湿気が多い、あたたかい…
三拍子そろっている段ボール箱は、
チャタテムシにとって安心できる住処。
また、ゴキブリやダニの温床にもなりやすいため、
放置しないことを強くおすすめします。
食材は密閉容器で保存する
穀類、そうめんや蕎麦などの乾麺、
マカロニ、鰹節(カツオブシ)、
チーズ、ビスケットなどもチャタテムシの好物。
これらのエサとなる食材を放置するのは厳禁です。
きちんと密閉容器に入れて
保管するようにしてください。
防カビ対策&除湿をする
チャタテムシはカビを食べるため、
カビが発生しないように
風通しの良い環境づくりが欠かせません。
部屋の窓や扉を開けて風通しを良くしたり、
こまめに掃除をしたり、
古い本を綺麗に管理したり、
畳を日光にあてて除湿したり…
チャタテムシの苦手な環境にしておきましょう。
お庭や玄関先の掃除をする
落葉や枯れ木もチャタテムシが好む生息場所の1つ。
外から屋内への侵入を防ぐには、
自宅周辺のチャタテムシの生息場所を
減らしておくことが大切です。
部屋の中だけでなく、
お庭や玄関先も清掃しておきましょう。
アルコールのエタノールを使うと、
かなり効果的に死滅させることが出来るそうなので、
キレイに掃除したあとはエタノールを散布して
そのあとはしっかり乾拭きしておくと良いでしょう。