Range

換気扇(レンジフード)から異音

レンジフードから異音がするとのご相談がありました。

 

 

経年劣化や一部が破損しているなどの場合、

換気扇自体の故障につながる可能性があります。

 

最悪の場合

ファンやプロペラが外れケガにつながったり、

火花が引火し、火災の原因になることも。

 

換気扇(レンジフード)から普段とは異なる音が聞こえてきたら、

その原因を突き止め、早急に対応することが大切です。

 

 

主な異音は下記の5つ。

 

・ブォー、ゴーなど

レンジフードの異音で最も多いのが広がりのある低音の異音です。

これは、ほとんどの場合レンジフードの油汚れやホコリが原因です。

換気扇のファンやプロペラに汚れが蓄積され重くなることで回転バランスが崩れ、

音が発生しています。

換気扇(レンジフード)をあまり掃除していない場合や、

油物の調理の頻度が高い環境だと、このような音が発生しやすいです。

基本的には掃除をして汚れを取り除くことで解決できることが多いです。

換気扇(レンジフード)を分解し、

市販のアルカリ性洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダなど、

油汚れに効果高い洗剤で汚れを落としましょう。

 汚れの程度がひどい場合は部品を洗剤につけ置きにして掃除すると、

汚れが落ちやすくなります。

 

 

・カラカラ、カタカタなど

レンジフードの内部から物が何かにあたっているような音が聞こえる場合、

ファンやモーターの異常を疑ってみましょう。

継続的な使用でモーターの軸が変形や破損してしまっていたり、

ホコリが付着していたりすることが原因として考えられます。

変形や破損をしている場合、

使い続けてしまうと故障の原因となる場合もありますので

メーカーや専門業者に修理や交換を依頼することをおススメします。

 

 

・キュキュキュ、チチチチ、キュルキュルなど

物が擦れるような音は、回転軸が原因であることが多いようです。

本来、プロペラやファンの軸には回転しやすいように潤滑油が塗られています。

潤滑油は換気扇(レンジフード)を使用するたびに徐々にすり減り、

オイルが不足することにより異音が発生します。

できるだけ早い段階でプロペラやファンの軸にオイルを塗りましょう。

換気扇(レンジフード)に使用できる潤滑油は、

ホームセンターやネット通販で販売されてるので

簡単に手に入れることができます。

現在はスプレータイプのものが主流です。

 

 

・キーキー、キーンなど

耳障りな高音、または金属音が聞こえてくる場合は、

経年劣化が原因だと考えられます。

内部の部品などが劣化してしまった場合は、

掃除などのセルフメンテナンスでは症状を改善することは難しいです。

使用環境にもよりますが、

換気扇(レンジフード)の寿命は約10年と言われています。

まだ7~8年しか使っていない換気扇から異音がした場合でも、

使用頻度が高い場合は交換の検討をおススメします

 

 

・ジー、ジジーなど

ジー、ジジーというように、低く一定の大きさで異音が響く場合、

換気扇(レンジフード)の内部やモーターが湿気により

サビてしまったことが原因として考えられます。

目に見える範囲でサビが確認できるのであれば、

できるだけ早い段階でサビを取り除きましょう。

サビが発生している場所を特定できない場合には、

内部でサビが広まり劣化が進んでいることもあるため、

レンジフードの交換が必要です。

一部の部品だけサビてしまった場合は、

部品のみの交換で済む場合もありますので、

メーカーや専門業者への相談をおススメします。