エアコンからカタカタ音
今回のご相談は、エアコンから「カタカタ」音がする、というもの。
エアコン(室内機)から「カタカタ」と、
物が当たっているような音がする場合は、いくつか原因が考えられます。
以下をご確認ください。
・電磁弁が開閉している
電源を入れたときに音がする場合は、電磁弁が開閉する音の可能性があります。
電磁弁は室外機の内部にある部品で、
冷媒を流入させたり遮断したりする役割をしています。
構造上必要な音であり、故障ではありません。
・フィルターの汚れ
大量のほこりやカビでフィルターが目詰まりしていると、
内部にあるファンや部品に当たって
「カタカタ」や「ガタガタ」と音がすることがあります。
エアコンの掃除は定期的に行うものですが、
定期的に清掃をしていない場合には汚れが原因と考えられます。
・ルーバーの不具合
ルーバーとは、エアコンの吹き出し口に装着されている羽状の部品で、
風向きを調整する役割をもちます。
ルーバーの軸穴やストッパーのオイルが切れたり、
破損していたり、汚れがたまったりすると、
動きが悪くなってカタカタと異音を出すことがあります。
・エアコンカバーなどの取り付け不備
運転中に音がする場合は、
フロントパネルやエアフィルターなどが正しく取り付けられていない可能性があります。
フロントパネルを外し、
エアフィルター、ホコリキャッチャ-、ダストボックスなどの内部部品を
取り付け直してください。
・熱交換器が目詰まりしている
熱交換器とは、冷媒ガスを加熱または冷却する役割を果たし、
温度調節に必要不可欠な部品です。
エアコンフィルターでは取り除けなかった細かいホコリやゴミ、
カビなどが熱交換器の内部に入ると異音が発生することがあります。
熱交換器の内部は定期的に専門業者によるクリーニングを行いましょう。
大きな音がする場合や、上記すべてをご確認いただいても改善されない場合は、
メーカーに点検をご依頼ください。