プラスチックを減らそう!
プラスチックは、非常に便利な素材です。
成形しやすく、軽くて丈夫で密閉性も高いため、
製品の軽量化や食品ロスの削減など、
あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。
一方で、
廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、
地球温暖化などの課題もあります。
私たちは、プラスチックの過剰な使用を抑制し、
賢く利用していく必要があります。
このような状況を踏まえ、
令和2年7月1日より、
全国でプラスチック製買物袋の有料化が
行われることとなりました。
これは、普段何気なくもらっているレジ袋を
有料化することで、
それが本当に必要かを考え、
私たちのライフスタイルを見直すきっかけ
とすることを目的としています。
年間800万トンが海洋に流出し、
汚染が深刻化しているプラスチックごみ問題。
日本は1人当たりの排出量、輸出量ともに
世界ワースト2位。
なぜこれほど多くのプラごみを出すのでしょうか。
形や硬さを自由に変えられ、熱や水にも強い、
多彩な機能を持つプラスチックが、
社会のニーズに合わせて進化を
続けてきた結果なのです。
従来、販売員が行っていた宣伝や、
商品説明の仕事は
プラスチックの包装容器に置き換わり、
スーパーやコンビニなど、量販店の台頭を
支えてきました。
消費者も企業も、
便利で効率的な経済を選んだ結果が、
現在のプラスチック社会を作ったといいます。
プラスチックを全く使わない
「ノープラ」生活が理想ですが、
電化製品、メガネ、キャッシュカードなどを
使わないことは現実的に難しいです。
でも、ほんのちょっと減らすことは、
個人レベルでは可能。
そこで、
プラを減らす工夫 33のヒントをご紹介します。
1.今日の洗濯量を減らした
(例:洗濯機を使う代わりに手洗いした)
2.職場まで徒歩・自転車で行った
3.職場まで公共交通機関を使った
4.フリータイムの活動場所に徒歩・自転車で行った
5.フリータイムの活動場所に公共交通機関を使った
6.他の人と一緒に車に乗った
7.衣料品のラベルを見て、素材をチェックした
(例:服がプラスチックでできていることを知った)
8.新しい服を一着も買わなかった
9.マイクロプラスチックが入っている化粧品や
衛生用品を使用しなかった
(メタル製カミソリ、月経カップなど)
10.化粧品や衛生用品に、
マイクロプラスチックが入っているかをチェックした
11.プラスチックではできていない、
何回も使える衛生用品を使用した
(瓶、メタルの弁当箱など)
12.化粧品・衛生用品を手作りした
13.冷凍用保存袋を他のことに再利用した
14.プラスチック以外の何度も使える保存容器を利用した
15.全てのプラスチックをしっかりとごみ分別した
16.使い捨てのプラスチックではなく、
何度も使える自分のフォークなどを持参して使用した
17.何度も使える瓶や水筒を利用した
18.マイバックを使用した
19.不必要なプラスチックに「いりません」と言った
20.プラスチック包装がされていない食事をした
21.プラチック包装がされていない食品を購入した
22.プラスチックでできている商品を買わずに、
プラスチックでできていた商品を修理した
(例:運動靴を修理した)
23.新しいものを買う代わりに、
プラスチックでできている使用済みの商品を購入した
(古着とか)
24.何度も使えるコップを使用した
25.プラスチック使用を減らす努力を
するように他者を説得した
・声を出した(例:政治家や店などにメールをした)
26.プラスチックフリーの行事を主催した
(例:プラなしの誕生日会、パーティー、家族との食事)
27.道端で最低3つのプラスチックごみを拾った
28.自分の跡に、プラスチックを残していないか
確認をした
29.ゴミ廃棄制度を改善するように、
地元の焼却場に意見した
(例:自治体の施設にメールをした)
30.プラスチック使用を減らすように、
お店に頼んだ
31.私の言動で、友人もプラスチック使用を
減らし始めた
32.今日、プラスチックについて、
何か新しいことを学んだ
33.道路にプラスチック粒子を落とさないようにした
(地元のサッカー場、子どもが所属するクラブなどに、
人口芝をやめるようにお願いするなど)
3R
(減らす Reduce、再利用する Reuse、
リサイクル Recycle)が
プラスチック問題を解決するための
カギになると言われています。
しかしそれ以前に、
もう1つのR、
「断る Refuse」が大事になってきます。
減らす前に、プラスチックをもらわない、
使わないように工夫をしていけばいいのです。
エコバッグやマイボトルを持つなど、
できることから始めてみませんか。