消火器使用後の掃除
今日のご相談は、
消火器を使用したあとの掃除について。
粉末ABC消火薬剤の主成分は、
96%が第一リン酸アンモニウム、
硫酸アンモニウムで、
それらは農作物の肥料としても広く使用されています。
ほかに、添加剤としてホワイトカーボン、
シリコン樹脂と着色剤が使用されています。
ホワイトカーボンは歯磨き粉や
ゴム配合剤に使用されているものです。
粉末消火薬剤は、
安全性が高く身体への影響は軽微ですが、
消火薬剤の清掃には十分な換気の元で、
吸引及び眼・皮膚等に付着しないよう
マス ク等の保護具を着用してください。
まず、
ほうきなどで消火薬剤を集め
袋に回収してください。
取りきれないものは
エチルアルコールで薬剤の撥水性を除き、
洗い流したり、濡れた布などで拭き取ります。
※最初から水拭きすると、
粉が固まって取るのが大変になるので、要注意。
また、粉末薬剤は
粒子が非常に細かいため、
掃除機で吸い取った場合には、
目詰まりを起こしたり、
高確率で壊れる可能性があるそうです。
空気が乾燥するこの季節。
ちょっとした火の気が大きな火事に繋がります。
日頃から火の元の扱いには注意したいものですね。